蜜柑堂×BANDAI S.H.Figuarts キン肉マン7巻ver. | やっぱし!キン肉マン大好き倶楽部

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「キン肉マン」好きな人あつまれー!

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蜜柑堂×BANDAI 
S.H.Figuarts「キン肉マン 7巻ver.」
本日発売 価格1厘 限定60億個

蜜柑堂の基本コンセプトは「他人のふんどしで相撲を取る」だ。

今までのラインナップを思い出して欲しい。顎髭バッファローマンにしても残虐ラーメンマンにしても、元からある他社フィギュアのボディ部分を流用した物ばかりだ。私がやった事と言えば、顔を作っただけ。

フィギュアは顔をすげ替えるだけでまったく印象が変わる。これって実は真理だ。身体なんて、案外重要ではないかもしれない。例えば50kあった人が100kgになったとする。そのビフォーアフター写真はあたかもアイコラ。顔はそのままで体形だけ変わっている。でも、その人だと見分ける事は可能だ。人間が本来持っている顔判別機能が働くのだ。

フィギュアも同じだ。ボディ流用は初期の浪曼堂がやっていたが、蜜柑堂はその上を行く。既製品フィギュアのボディを丸ごと流用し、作るのは顔だけ。これぞまさに「他人のふんどしで相撲をとる」で、ごわっもんそい(そんな鹿児島弁はない)

ドスコーイ!

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今回作ったのは、キン肉マン7巻ver.だ。

前回の記事で書いた通り、7巻のキン肉マンはアントニオ猪木(本人)から贈られた黒パンツを履いている。

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黒パンツとは別に、股間が破けた白パンツもご用意しました。

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「アメリカ遠征編」や超人オリンピック ザ・ビッグファイトの予選では、この白パンツ姿なのである。

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股間を構築するパーツがお尻っぽく見えるので、KINマーク書いときました。すわっ!半ケツマン!?

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右が既製品
左が7巻ver.

改造した場所は以下の通り。

「顔」・・・既製品の顔パーツに石粉粘土を盛って改造。額の肉マークはデカールを貼ってある。
「リストバンド」・・・この頃のキン肉マンはリストバンドをしていないので、カッターで削り落とし、ヤスリがけして表面をなめらかに。元々の成型色が肌色なので、塗装する必要はなかった。
「パンツ」・・・石粉粘土を盛って、バックルとベルトのモールドを隠した。その上から黒く塗装してある。

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4巻~7巻の頃のキン肉マンと言えば、この巨大なトサカである。

私が今回もっともこだわったのが、このトサカだ。

超人は皆、男性器のメタファーを持っている。バッファローマンのロングホーンしかり。ロビンマスクの角しかり。マンモスマンのノーズフェンシングしかり(レオパルドンを貫くシーンなんて、もろにソレ) つまり、攻撃に使われる身体的特徴が、そのまま男性器なのである。

ならばキン肉マンにとっての男性器は何かと聞かれたならば、この巨大トサカだと言わねばなるまい。考えても見て欲しい。アメリカ遠征に旅立ち、絵がアメコミチックになった4巻~7巻あたりのトサカは、特に巨大ではないか。そう、アレまでアメリカンサイズになったのである。

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ビビンバと出会った頃の黒パンツキン肉マン。

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【製作を終えて】
顔だけ作り直して、フィギュアの印象を変える。みなさんもぜひやってみて。ものすごく変わるから!
現在発売されているフィギュアーツシリーズは新章編のスタイリッシュな絵柄を意識しているようで、顔はちっちゃいしどうもダイナミズムに欠ける。それが私には満足出来なかった。ならば顔を旧原作のように作り直せばいい。本当に欲しいのは、旧原作そっくりなキン肉マンフィギュアなのだから。それが、蜜柑堂のモチベーションになっている。
今回の製作期間は、正味4日ほど。寝かして放置している時間も含めれば12日だが。これでもスピーディーに作業出来た方である。
次回作の候補はタザハマさん、五分刈刑事あたりを予定している。続報を震えて待て。