秋は春と同様に職場で健康診断が行われることが多いと思います。

血液検査の項目の中で、γ-GTPが高いと指摘された方はおられますか?

アルコール多飲でγ-GTPが高値になることは広く知られています。

しかし、アルコールをあまり飲まないのにγ-GTPが100を超えて高い方がおられます。

そういった方の中で、比較的高い確率で、自己免疫の異常が原因のことがあります。

自己免疫の異常でγ-GTP高値が持続すると、将来的に肝硬変や肝不全、肝がんになるリスクがあります。

多くは無症状ですが、一部で倦怠感とかゆみを伴います。

ただ、症状があっても、寝不足や多忙でしんどかったり、アレルギーでかゆかったりしていると勘違いしてしまうのです。

そうして知らない間に、肝線維化が進行していきます。

アルコールをほとんど飲まないのにγ-GTPが高値であれば、重要な肝疾患を抱えていることがあり注意が必要です。

今後も日常診療の中で、血液検査項目が意味するところを慎重にみて早期治療に繋げていきたいと思っています。