この日は、朝から、妻はピサに再訪。
前日は時間切れで登り損ねた、ピサの斜塔に登るのだと。

僕は、暑い中歩くのに、ほとほと懲りたので、ルッカの宿で、のんびりしながら妻を待つ。

昼過ぎになって、汗だくの妻がパニーニを買って帰ってきて、宿のラウンジで、冷たい飲み物と、パニーニで昼ごはん。

斜塔は、入った瞬間から、やっぱり傾いていたわー

とのこと。

そりゃあ、そうやろ^_^



一休みして、タクシーを呼んでルッカの駅へ。
そこから電車でフィレンツェへ。


フィレンツェは、妻が15年ほど前に、語学留学に来て半年暮らした街。そして、僕にとっては、彼女に会うために、初めてヨーロッパに訪れた場所。
彼女の下宿に転がり込んで、2人で街を歩いて、美味しいものを食べて、食中毒になって寝込んで、年越しをして、と色々な思い出があるのだ。

ただ前回は冬で、今回は真夏。。

電車を降りた瞬間からめちゃくちゃ暑い。
天気予報によれば、着いたこの日と翌日は、最高気温が40度にもなるとのこと。。

宿まで、バスに乗って、とも思ったけれど、すぐさまタクシー乗り場へ^_^

今回の宿は、いわゆる貸しアパート。

宿に着いてすぐに、妻はスーパーへ買い物に。僕は洗濯機を借りて溜まった洗濯物をやっつけつつ、米を炊く。

この日の晩飯は、白ご飯、サルシッチャを焼いたものに、付け合せで、マッシュルーム、ズッキーニ、ジャガイモ、水牛のモッツァレラのサラダ。
今回の米は水加減も火加減も完璧。学生時代に山で毎日朝晩、米を炊いていた時の感覚が戻ってきた^_^

サルシッチャを乗せて、サルシッチャ丼にして食べたら、肉汁が米に染みて、めちゃくちゃ美味かった…。

夕食を終えて、テラスに干しておいた洗濯物を見てみたら、もう、からっからに乾いていた。

片付けして、シャワーを浴びて、夕暮れ時から街歩きへ。
暑さも、少し落ち着いてきていた。

アルノ川沿いを歩いて、しばらく。
夕日に照らされた、ベッキオ橋を眺める。
美しい。


ベッキオ橋から、ミケランジェロ広場へと向かう。

振り返って見てみたら、ベッキオ橋に夕日が落ちようとしていた。
めちゃ綺麗。

このまま、ここで夕日を眺めても良かったのだけど、妻が、是非ともミケランジェロ広場まで行きたいというので、もうひと頑張りして、丘の上の広場へと向かう。

急坂を、ぜーはーと息を切らして登ったら、ちょうど今にもドボンと落ちようとしている夕日を見ることが出来た^_^
広場には、夕日を眺めに来ている人たちがたくさんいた。

そのまま、広場でしばらくのんびり。

ドゥオモとベッキオ橋の向こうに広がる夕焼け。
素晴らしい眺めだった。

その後、丘を下って、旧市街へ。

またまたアルノ川からのベッキオ橋^_^

途中でジェラートを食べる。

ぷらぷら歩いて、妻が留学の最初にお世話になったホームステイ先に。
夜も遅いし、前を見るだけといいつつ、懐かしさのあまり、中をのぞいていたら、住民が帰ってきて怪しがられていた^_^

続いて、通っていた語学学校。
またもや、のぞき小僧に^_^

そして、ライトアップされたドゥオモ。
荘厳なファサード。

有名なイノシシの像。

そして、僕も居候させてもらった彼女の下宿。

15年前、ここに来た時は、近くの居酒屋で、変なものを食べてしまったのか、2人とも食中毒にかかって寝込んでしまい、医者を呼んだ記憶が^_^

食欲もなく、向かいに小さな八百屋があって、そこでリンゴとクッキーを買って、ボソボソ部屋で食べたよなー、とか、

でも、フィレンツェの街で年越しのカウントダウンにも参加できて楽しかったなー、
とか、

近くで食べたステーキ、美味かったなー
とか、

ということを妻と思い出す。

すぐ近くにはフェラガモの本店があった。ここでお土産にネクタイを買ったのだ。
そのネクタイはオシャレ過ぎて、あまり着用してないけど、いまもクローゼットにあるはず。

そして、またベッキオ橋を眺めてから宿に戻る。

宿に戻る前に、またジェラートを食べた^_^
美味かったー。

よく歩いたけれど、夜風が気持ちよく、楽しい散歩になった^_^