前胸部叩打
先日の日記に上げた問題。
「目の前にいた患者が卒倒し、心電図モニター装着したらVFであった。
AED、除細動器は近くにない。
まず、何をしますか?」
そこで、F男なりの回答です。
回答としては「前胸部叩打を実施する」です。
前胸部叩打(Precordial Thump)について。
前胸部叩打は10Jに相当します。
肘を患者の胸につけて拳の小指側で20cm以上の高さから、胸骨中心部を1回だけ叩打する。
けっしてボクシングのように殴ってはいけません。
゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o
VF、もしくは脈のないVTに患者が目の前でなってしまったときで、なおかつ除細動器がないときは行ってもよいとされています。
もちろん除細動器がある場合は除細動を行うべきです。
1986年のガイドラインでは前胸部叩打を行ってから除細動をかけるようにすすめられていました。
1992年のガイドラインからは前胸部叩打はそれほど重視されなくなりました。
2005年のガイドラインからは、前胸部叩打は・・・
『モニターを付けられている患者の心室細動、無脈性心室頻拍においては1度のみ実施する』
・・・となっています。
まぁ、要は患者が心停止になったけれども除細動器がすぐに用意できない場合に、ってところですかね?
胸骨叩打は心室頻拍(VT)を洞調律に変換するのが最も成功しやすいとされています。
胸骨叩打による心室細動(VF)の治療はそれほど成功例は高くはないそうですが、報告されている成功例は全て、「心室細動(VF)の10秒以内に叩打が行われている」そうです。
また、胸骨叩打によって循環のある波形が循環のない波形に変化したという報告は稀だそうです。
以上、F男なりの回答でした!
また、「違うぞ!」「こっちのほうがいいんじゃない?」などなど意見がありましたらコメントにいれてください!
では、また!
(^-^)ノ~~