2000万人。
現在、全世界でジプレキサを服用している人が2000万人いるそう。
全員が統合失調症というわけではないと思うけど。
2000万人と言うと、オーストラリアの人口と同じ。
とてつもない処方数だと思う。
それでも諸外国に比べ、日本では糖尿病の人には処方できないのでいくらか制約があると言える。
糖尿病の人に処方できないのは日本独自のものなのである(アメリカでは糖尿病でも処方可能)。
ジプレキサは非定型抗精神病薬の1つであり、人によればかけがえのない薬なので、ある大学病院では倫理委員会の判断の元、糖尿病でも処方していることもあるらしい。
その場合、レセプト的にはどのような判定をしているのだろうか?などと思ったりする。
ジプレキサの場合、血糖の監視が必要だが、ただ2時間血糖を測定するだけでなく、できればHbA1cを測定したい(HbA1cは長期的な血糖値がわかる)。
しかし、それはレセプト的には原則できないのである。
なぜなら、HbA1cは糖尿病でしか測定が許されていないから。
このように糖尿病になるかもしれない「疑い」の状態では測定ができない。
もし、レセプトに糖尿病と書くと、ジプレキサ(あるいはセロクエル)の禁忌が引っかかりジプレキサが落ちてしまう。
結局、「ジプレキサは血糖の監視が必要なのでHbA1cを測定した」とコメントに書いて出すしかないのだが、ダメなときはやっぱりダメ。
このことがレセプトの人(精神科医とは限らない)に周知されていないか、あるいは厳しいということなのだろうと思う。