デパケンRの血中濃度。
デパケンR(バルプロ酸)を双極性障害に使う場合、その血中濃度について、どのように設定したら良いか、まだはっきりわかっていない。
臨床経験的には、おそらく「てんかん」に処方する場合より低い血中濃度でも良さそうなこと。
従来、双極性感情障害に対するバルプロ酸の維持療法は、抗てんかん薬としての血中濃度が目安とされてきた。
近年の報告では、双極性障害の維持期にはやや少ない量でも良好な予防効果が得られているというものもある(30~70μg/mL程度)。
ただ、急性期における血中濃度はてんかんの血中濃度に準じるという。
本来、抗てんかん薬のバルプロ酸が、どのように躁うつ状態を安定させるかさえ、まだ良くわかっていないのが現状なのだ。