カフェインと精神疾患の関連って? | F男の病的希求日記 「生きることとみつけたり!」

カフェインと精神疾患の関連って?


精神科入院の患者さんって、缶コーヒーやコーラが好き過ぎじゃないかな?


特に慢性期の患者さん。


中にはこれが原因でより肥満を来たしていることがあるし。


外来の場合は特に制限できないので、実際には相当な量を飲んでいる人がいる。


カフェインは、これら清涼飲料水に含まれており、精神面に影響を及ぼしていると考えられている。


アメリカの一般人口における、ある調査によると1日の平均カフェイン摂取量は210mg程度といわれる。


カフェイン含有量(カップ1杯)

ドリップコーヒー    75~100(mg)
インスタントコーヒー  60~100
紅茶          40~60
コーラ         35~55
ココア         15~30


これをみるとわかるが、コーラはコーヒーの半分くらいなんだよね。


しかしコーラのペットボトルはやや大きいので習慣的に飲むならむしろ多くなるのかも(だって500ml買うでしょ)。


カフェインは中枢神経を興奮させ、眠気を防ぎ頭がはっきりしてくるような感覚を起こすが、一方、夜間に飲むと不眠の原因にもなりうる。


抗精神病薬を服用している患者がカフェインを摂ると、副作用のパーキンソン症候群の症状を軽減する働きを持つそう。


このパーキンソン症候群の症状とは、振戦、筋強剛、流涎などのこと。


軽減する理由だが、脳内でドーパミンの働きを強める作用があるからで、その面で抗精神病薬と相反する(ざっくり言うと抗精神病薬はドーパミンの働きを弱める)。


ということは、カフェインの過剰摂取で幻覚妄想など症状を悪化させることがある。


他の作用としては、肝臓の酵素による薬物の代謝を促進するので、血中濃度を低下させる。


だから、カフェインを摂りすぎる人は徐々に抗精神病薬の量も増えていく傾向がある。


精神病患者が缶コーヒーやコーラを好きなのは、たぶん意識していないと思うが、ぼんやりとした頭をはっきりさせ、また抗精神病薬による副作用、つまり不快感を軽減しているからに違いない(と考える)。


一般の精神科病院内では、過度にコーヒーを制限することは少ないと思われる。


むしろ肥満を考慮して、砂糖摂取を抑えるため飲みすぎるのを制限することが多い。


他に、その患者さんのおこずかいの問題もある(障害年金を治療費にあてている場合、金銭的な余裕がない) 。


病院には、カフェインの摂取を抑えるという発想はあまりないような気がする(ほぼ事実だろう)。