立位と座位での画像は見え方が違う? | F男の病的希求日記 「生きることとみつけたり!」

立位と座位での画像は見え方が違う?

F男がド新人の頃ですが、腸閉塞の疑いがあり、胃管カテーテルが挿入されている患者さんが腹痛を訴えてきたことがありました。


医師に報告し、医師の指示でX線写真を撮影することになったのですが、患者さんがあまりに痛みを強く訴えるために、ベッド上臥位のまま、ポータブル器で撮影をしました。


X線写真が出来上がって、先輩看護師とその写真を見てみましたが、腸閉塞などガスの貯留を表すニボー像(鏡面像)の所見が見当たりませんでした。


そのため、「ひどいガスや閉塞はなさそう」と判断し、腹痛は別のものが原因ではないかと考えました。


しかし、その後の医師の読影結果はやはりガスの貯留が原因で腹痛が起こっている、ということが指摘されました。


本来、ガスの貯留はニボー像で示されることが多いのですが、今回、撮影時の体位が臥位であったがために、ガスがあってもその像が見えにくくなってしまっていました。


なんの目的でその体位で撮影するのかを理解していれば、ガスは違う形で見ることができていたと思います。医師はそれを診て判断しました。


すべての結果としては、胃管カテーテルの効果が不十分だったわけで、このあと胃管カテーテルの位置を確認したところ、挿入位置が悪くて十分なドレナージができていなかったことがわかりました。