日曜日、日本競馬史に残るレースが福山競馬場で行われた。
そのレースは、アラブ特別レジェンド賞。
日本で行われる最後のアラブ限定競走だ。
僕は、よくオッズパークで福山のアラブレースを購入している。
アラブはサラブレッドより丈夫と言われるが、確かにどの馬も
出走間隔が短い。
福山は、唯一アラブレースが行われている上に、在籍頭数も
40頭程となれば番組を組む上で仕方ないことだろう。
最近では、フジノコウザンとザラストアラビアンが両横綱と
いった存在。
最後になったこの重賞でも、期待通りに両者の一騎打ち。
軍配はわずかの差でザラストアラビアンにあがった。
かつてはJRAでもアラ系が行われていて、僕が競馬を始めた
頃はシゲルホームランという馬が活躍していた。
東海にもクラボクモンという馬がいて、当時はまだ笠松所属
だった安藤勝騎手を背に名古屋のSPⅠ、名古屋杯を勝った
レースを観戦したこともあった。
今では生産自体が激減しているアラブ達。
外国産馬、スピード競馬が重視される現代競馬の中で、
静かに、でも力強く走り続けている。