工場で働き出してから1年くらいが経つ頃、同じ工場の別部門の男性と仲良くなりました。
私より10歳以上、歳が上で体型はぽっちゃり。
ヘルメットのせいか一般の同年代よりは頭が薄く穏やかな人でした。
休憩時間を一緒に過ごすうちに告白され、付き合うようになったのですが、何故かその頃あのともちゃんも同じ休憩所に来るようになりました。
ともちゃんは工場勤務では無いので休憩室も別にあり、私たちがいる休憩室はかなり離れていました。
毎日ともちゃんが休憩室に来るようになると、彼はともちゃんを褒めてデレていて、私にはタバコ臭かったとかタバコ止めなよ。嘘つくなよ。と言われる様になり(ともちゃんは喫煙者)タバコを吸わない私は疑われる事や、ともちゃんの方がチヤホヤされているのが嫌で休憩室に行かなくなりました。
同じ時期に虫歯が痛くなり、昼休憩中に歯医者に通うようになりました。
おばさんの家に帰ると休憩時間をオーバーしてしまうので、昼休憩歯医者に行き、そのまま工場に戻る事を何度かしていたら、昼休憩に帰らない事を不満に思ったおばさんが、歯医者に連絡をしました。
歯医者に連絡が行った時には治療が終わり私が帰った後だと受け付けの人に言われたおばさんは、「歯医者が終わっているのに昼休みに帰って来ない(怒)」
と怒り心頭で会社に電話をして来たのです。
事務員さんに呼ばれ電話に出ると、おばさんに一方的に怒鳴られて「帰ったら覚えとけよ!」と捨て台詞からのガチャ切りをされ午後からの仕事はとても憂鬱でした。
仕事も終わり仕方なくトボトボ帰るとおばさんが、「歯医者に電話したらとっくに帰ってますと言われた!家に帰らないで何してるんだ!そんなに男といたいのか!会社にもお前達の事言ったからな!」と怒鳴られ何故、彼の事を知っているのかと思ったら同じ工場で働いているおじさんの弟がおばさんに話していたのです。
その翌日に彼から手紙をもらいました。
手紙には会社を辞める事、最近一緒に休憩室に行かなくて寂しかった事。
私と休みの日に色んなところに出かけたかった事。
恋人らしい事を出来なくてごめんなさい。さようなら。
そんなことが書かれていて部屋で読みながら号泣しました。
初めての彼氏とはとても悲しい終わり方で、おばさんからは「歳も離れているしア○ヌ人なんかと一緒になっても幸せになんかなれない。あんたの為に言ったんだ!」と言われました。
当時は携帯もスマホもなく、連絡を取る事もなく、彼は数日後に退社しました。
次回「念願のひとり暮らし」です!
19歳の春にやっと同居から解放されます。
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この時期、子供のひとり暮らしや高校入学でバッタバッタで更新に間が開きますが、気長にお待ち下さると幸いです←日本語あってる?