母の入院

『このチャンスを絶対に逃しちゃダメだ‼️』

入院当日、私は心の中でそう決心しました。

母を自宅に戻すつもりは全くありませんでした。

そんな事もつゆ知らず、ちょっとのつもりで入院準備をする母。

騙すことに申し訳なさを感じる余裕は私にはありませんでした😣

入院する病院に到着し、私たちは病棟に案内され病棟の説明を受けました。

殺風景な院内、黙々と作業したり歩いたりする人、満員御礼な喫煙室、、、、。

自分の母が精神科に入院するなんて数年前の私は微塵も思っていませんでした、、、。

今の母は昔の母ではない、、、変わってしまったんだ、、、

自覚せざるを得ない1日でした😢

母の入院に伴い、弟は私の家で私と娘と同居する事になりました。

弟は平静を装っていましたが、小さい頃からママっ子で溺愛されて育った彼が辛くない訳ありません。

しかし、これも家族みんなのため、、、。

平和を取り戻すための新たな生活が始まりました。

入院以降、面会には定期的に行くようにしていました。

この頃の私はなんだかんだ言ってもまだ母への情が残っていて母の状態が気になりましたし、状況を確認しないと自分が落ち着かなかったからです。

面会に行くと母は比較的落ち着いており、図書館に行って本を借りた事や同室の患者やスタッフの人との出来事をにこやかに話しました。

とりあえず入院してほとぼりが冷めるのを静かに待っていたのでしょう、、、😟

入院生活が数ヶ月たった頃、病院から電話がかかってきました。

退院に向けての話し合いをしたいという内容の電話でした。

いよいよこの連絡がきたか‥‥と私は思いました、、、。