「私」がポーッとし、いちいち腹を立てず過剰反応せず、一喜一憂せず、

ありとあらゆることを笑顔で迎え入れ、自分の許容範囲を広げていくことかできたら「私」自身が一番楽なのです。

そしてよく考えてみると、自分の平均的な90度の扇の広さを、その外に現れた人が広げてくださったお陰で、

自分の心が広がり、許容度・寛容度が広がったということになれば、その方に手を合わせ、「ありがとう」と言えるのではないでしょうか。

そういう方程式が分かったとき、目の前に現れる人、一人一人が「私」の許容度・寛容度を広げてくださる人なのかもしれません。

優しく、思いやりに満ちた人が現れてくれることも悪いことではありません。

歓迎すべきことです。

しかし、「私」の狭い心を広くしてくださる人(そうしなければ(私がつらくて嫌悪を感じるような人)が現れてくれたとき、

その人が私の心の狭さを広げてくださる存在である、ということに気が付いたら、

私たちは心の底から手を合わせて、その人に感謝することができそうです。


幸せの宇宙構造
P110-111
小林正観
弘園社