「砥石」は、実は、大別して三つの分野が存在するようです。

一つは「家族と家庭」

夫婦も子供も同居の家族も、全て「砥石」なのです。
 
そしてもう一つは「仕事」。

仕事も、人格を磨くための砥石にほかなりません。

どんなに仕事ができても、優秀な技術を持っていても、

「人格」が荒れている場合は「何のために仕事が存在するのか」を誤解しています。

仕事を通して「どんなときでもイライラしない、怒らない、腹を立てない」ことを、魂は求めているようです。

人の上に立てば立つほど、です。

そして、もう一つは、他の全ての人間関係、交友関係。

「それでは、生活の全てではないか」と言われそうです。
 
答えはイエス。
 
私たちは、全ての日常生活で「いかにイライラしないか、笑顔でいられるか」を問われているようです。

「怒ってもいい状況」は存在せず、「怒らせる人がいる」わけでもありません。

本当は笑顔で解決することができるのに、

「面倒だから」「簡単だから」とりあえず怒って解決、という道を選んでいるのかもしれません。

全ての日常生活が「私」を磨く砥石なのです・・


こころの宝島
P152-153
小林正観
弘園社