スニーキングミッション③ | 狂犬アスラムのグラディエーター戦記……イルーナ戦記ミスルナ

狂犬アスラムのグラディエーター戦記……イルーナ戦記ミスルナ

イルーナ戦記内の戦闘スキルやステータス、シナリオや見えない裏事情などを、
愛と熱情と妄想のみで活字変換して具現化する、
為にならない自己満足な独り言。

たまに関係ないこと書きます。

たまに歌います。

たまにエロい。

ミスルナにて活動中。








スネーク「はぁ…………今日も真っ赤だ…………
くっっそ!!!」









………………







チュイーン……

マクドネル・ミラー(銀河万丈)
「スネーク!!

マクドネル・ミラーだぁ!

懐かしいなぁ!おぃぃ!」





「マスター!
どうして、ここの通信が!?」





「キャンベルから聞いたぁ!ううん!
おめぇあれよ、たいしたキッついって、
スネーク今たいしたキッついって
聞いたからよー!きたんだー」






マスター、
何かこう、昔と随分、
雰囲気が違うようだが」




「おお!どうもこうもあれよー
アラスカで隠居しようとしたらよー
間違って北海道来ちまってよー
おめぇあれだなー
どっちもシバレテっからよ
よく分かんなくてよー
んでよーこんなだー」




「そ、そうか」





「苦戦しているようだな、スネーク。
ミリーチェリストか……。

で?
今はどの位のペースで
ドロップしているんだ?」







「今は、ミリーチェリストが丁度、
50個溜まった時に、
バッグが満タンになるように
調整してある。
そのバッグが満タンになるのが……
大体、30分位か」





「なるほど。悪くないペースだ。

そのペースを維持出来れば、
いずれ穴空きもドロップ出来るだろう。」




「……マスター。
気休めはよしてくれ」



マスター「気休めなんかじゃあない。
統計学的に、そろそろだ、
という事だ。」




スネーク「こんな現地調達にこだわらずに……
いっそのこと、980円、
身銭を削って………………!」






「……。
スネーク。ひとつ、アドバイスしてやろう。」


スネーク「アドバイス?」


マスター「ああ。
これは、スネーク、
お前のギルメンに聞いた話なんだが。

あるメンバーは、
穴空きミリーチェリストを出すまでに
1ヶ月掛かったという。

またあるメンバーは、
他の穴あき特殊を狙って
5000個出して、
結局、挫折してしまったらしい。」


「……縁起の悪い話だな。

その話と、
メタルギアとに、何か関係が?」





「メタルギアは今は関係ない。

この話を通して、
俺が何を言わんとしているか……
分かるか?」





「ううん?全然?」







「覚えている、という事だよ!
苦労の末に勝ち取ったその喜びの瞬間も、
勝ち取れなく諦めた時の悔しさも、
残らず全部!







「……………………。







(๑¯ω¯๑)……………………」
























デデンっ!!










「そりゃ確かに、
ガチャで特殊穴あけを狙った方が
リアルマネーはかかるが、
効率がいいし、簡単だろう。

だが考えても見ろ。
その時に穴を空けた瞬間の喜びは、
果たしてメモリーに残り続けるのか、どうか
とな。

……人間の脳は、過去の幸福感は
忘れるように出来ている。
それは、記憶の中の幸福感に
永続的に満足してしまうことで、
新しい幸福感を得る努力を
しなくなるからだと言われている。

逆に、
苦労した事……努力した工程……
そして、目標に向かって歩んできた、
その過程の中で培われた経験値……
そういうものは記憶から失われないように
出来ているんだ。



「ふむぅー」




「スネーク。
今日までひたすら、
ムズラクを無限狩りしてきた中で……
なにかこう、自分に変化は
現れなかったか?」





「変化、か……


……!!
考えてみれば、
最初は無限狩りの仕方も分からなかった俺が
今では、2匹同時に無限狩りできるよう、
ムズラクを誘導出来るようになっている。

それに、
愛用している祢々切丸の射程だって、
今ではミリ単位で判別できるし、

巻き込んでいるムズラクが離れすぎないよう、
スキル掛け直しのスピードだって
上がっている。

いらないアイテムが溜まった時の
アイテム捨てリロードタイムだって、
最初の頃とは雲泥の差だ……。

マスター、これは……」





「そうだ、スネーク。
もしそれが、
ガチャアイテムで穴を空けた
ミリーチェリストだったとしたら?





「経験していなかった」







「そこだ、スネーク!
大事なのはそこだ。

確かに、
自泥したミリーチェリスト蟻と
ガチャアイテムで穴の空けたミリチェ蟻、
露店に並べてしまえば、
価値はどちらも同じだろう。

だが?
この二つのミリーチェリストには
決定的な違いがある。

それは、
自分自身が経験したプロセスだ。
そこが決定的に違うんだよ。

そんな経験、要らないと言えば
それで終わりだが。

プロセスを価値あるものにするのか
しないのか、
それは本人の意思だ。

苦労した本人が、
良しとするならば、
そのプロセスは決して
無駄にはならないという事だ。」





「なるほ!」







「スネーク。考えても見ろ。
今、お前が遊んでいるのはなんだ?

RPGだろう!

RPGをやっているのに、
成長の過程を蔑ろにするのは、
本末転倒というやつだ。

時間など掛かってもいいんだ。

愚直だと罵られようが、
かまやしないんだ。

スネークが、スネークの手で、
己の力で勝ち取ったミリーチェリスト蟻

そのプロセスでお前の心に
何かが残れば、

スネーク。お前の勝ちなんだよ






「おおおおお!

さすがはマスターだ!
納得した!

まだ、頑張れそうだ!
頑張るから!俺頑張るから!」









「吉報を楽しみにしているぞ、スネーク。


……ところで、スネーク。

このブログを書くのに、
どの位の時間が掛かっているんだ?」






「このブログか?

……そうだなぁ
画像を引っ張ったり、
文章を考えたりしながらだから……
トータル1時間位というところか。

それがどうかしたのか?」






「ん……いや、うん」




「どうしたんだ、マスター!

何か気になる事があるなら、
遠慮なく言ってくれ。

ブログの書く時間と、
メタルギアとに何かかんけ」

「メタルギアの事は
一旦忘れるんだスネーク。



いや、
1時間あるなら、今のお前なら、
ミリーチェリストを100個はドロップ
出来たんだなーっと思ってな。
勿体ないな、時間がな!!



ま!いいか!

今更100も1000も変わらんな!


まあ、頑張れスネーク!!」






チュイーン……




「………………。










(๑¯ω¯๑)……………………。
















ああああああぁあ!







マスターーーーー!!!










???「らりるれろ♡」






糸売