雨の中レインコートを着た1人の女性客が、店に飛び込んできた
高木は思わず叫んだ「クイーン
どうしてここへ
」
クイーンと呼ばれるその女性は
息も絶え絶えで走って来た様子だ
息を整え、顔を上げる
何年経とうがその面影は変わらない
「真希
」「お母さん
」雅と亜希が同時に叫ぶ
「え
…」それを聞いて高木は絶、ごめんなさい
こんな形で再会するなんて思っても見なかったわ
話しは高木に着けた盗聴器で全部聞かせてもらった
猪狩矢くん急に居なく成ってごめんなさいね」
「………」
居るはずの無い人間がここに居る、皆、唖然として言葉も出ない
「高木
お前の仕事は終わりよ
雅
…バコワンは…バコワンは中止に成るわ」
「真希…8年かぶりに現れて、いきなり何を言い出すの
」
「緊急事態なのよ

これを見せる方が早いわね、少し前からやってたんだけど」
真希は携帯テレビを取りだし皆に見せた
『ニュース69────────
繰返しお伝えしますロイター通信69によりますと
ある地域での紛争が突然、全世界規模に拡大いたしました
早くも最終兵器使用の局面に突入したとの事です
よって人類はもうダメかも知れません
どの程度被害が出るのかは新しい情報が出しだい
可能性に付いて専門家とお伝えします
くれぐれも早まった行動はとらないでください
事情を知りたい方は参考までに"マック売の少女第2章"をお読みください
繰返します』プチン───────────
普段の日常が意気なり終わってしまう
あまりにもぶちギレた不条理な出来事が世の中に起ころうとしている
"人類滅亡?"
しかも!!その情報は紛れもなく何年も行方不明だった
真希によってもたらされたので在る
人生で起こる出来事が一気に起きた!!そんな感じだ
自分でどうこう出来る問題ではない
逃げ場も無い、人間の愚かさを思い知るだけ
皆、呆然とするしかなかった─────
そのうち、加藤や志村、仲本までもが尻もちを付き泣き出した
雅と真希は皆をなだめ、とりあえず、仲本、加藤、志村は雅の車で
猪狩矢に家まで送らせた────────
高木は体育座りをして、卑屈な表情でうなだれて居る
亜希は静かに立たずんでいた、母に対してどう接するのか考えている様子
落ち着いた所で、雅が真希に詰め寄った
「真希
こんな緊急事態でもなければ
私達に会いに来なかったのでしょうけど
今までどこに居たの
」
真希は自分の娘、亜希を視た
「綺麗に成ったわね、亜希…
実はね雅、前回のバコワンに絶対王者として参加した時
ある団体と接触したの」
「高木から聞いたわグリーンピープル
」
「違うわ、もっと小さい普通の市民団体よ
でも彼らと話してる内にある思いに駆られた
今のバコワンやファッション業界は間違っている
本来、自由な発想のフッションですら
トレンドや流行を意図的に作り出し
一部の者が富を独占してる、代わりに弱いものは虐げられてる
大きな悪事はあえて伏せるけど
ファッションショーでは今だにモデルが
主催者やデサイナーに体を捧げて仕事を貰ってる
繊維メーカーは安い外国産に押されて業績悪化する一方で何のアイデヤも無い
アパレルメーカーはお店からのキックバックを空計上して
業績水増してひたすら負債を抱え込む、能無し経営陣はキャバクラ三昧
バカな女店長は変なの仕入れて在庫抱える
本社の仕入れ担当に泣き付いて見返りは体で払う
似合いもしないのに店員に乗せられて買っちゃう
バカ客は家に帰って我に帰る
テレビの自宅訪問で着けもしない服や靴を
ザッと並べて自慢するイメルダ婦人の様なアホ芸能人
テレビで何億円もする服だと嘘を付いて
自慢する高給売春婦のバカ姉妹
服を使い捨てるだけの無知でバカでゲスな
フッァション音痴達、数え上げたらキリがない
ファッション業界はエゴと糞の掃き溜めの世界に成ってしまった
ではなぜそんな業界に成ってしまったのか
私は考えて考えぬいてある結論に行き着いた
それは私達自身があしきファッション業界に汚染されてるからよ
その負のスパイラルから抜け出す方法は
ファッション業界を根本的に変えるしかないのよ
だから私はコードギアス反逆のルルーシュとも云うべき組織
グリーンピープルを作ったの」
「真希
誇大妄想ぎみだけど、あなたの信念も分かるわ
でも何で姿を消す必要が有ったの
私はいいとして、娘の亜希さんにまで居所を隠すなんて」
「亜希には普通に生きて欲しかった
雅
あなたが思ってる以上に業界の闇は広くて深いの
闇とはファッションマフィアと言われる連中よ
ファッションマフィアはそこら中に居るわ
私は今のファッション業界にはテロリストだから
姿を見せれば必ずや亜希は狙われる」
「じゃあ亜希さんを守る為に…」
「たとえ亜希にファッションマフィアが接触しいたとしても
知らなければ答えようが無いもの」
「だからバコワンなのね」
「さすが雅ね、察しのとうりよ
バコワンは正に利権を貪る悪の巣窟
大会には罪はない、運営してる側に問題が有るの
オリンピクにおけるIWO、サッカーW杯におけるGPSの様に」
「その例え合ってるの?
」
「知らないわよ…とにかくこの騒動で、バコワンは中止になる
私達グリーンピープルの目標は達成されたわ」
「真希の片寄った思想に全て、賛同は出来ないけど
今のファッション業界は、確かにもっと健全化されるべきね
もう遅いけど…」
「まだ遅くは無いわ、こんな時にこそ本当のフッァションとは
どう云うものなのか
世の中の人に指し示す時
それがフッァションリーダーと云う者よ」
「何かする気なの
」
「フッァションとは人生なり、人の生きざま、フッァション道よ
フッァションリーダーはファッションを通じて
人の見本となる美しい生き方をし
ファッションコーディネーターはファッションで
素晴らしい生き方を指導する
今から私達で、本物のバコワンを開催するの」
「こんな時にどうやって
」
「利権や闇の力や大会規制もない誰もが参加出来る大会
本来のバコワンとは人の生き方の美しさと
人の持つ熱、エネルギッシュを競う大会
コーディネートは私達の最後で最高の武器
こんな時だからこそ、バコワンは必要なのよ
雅」
「真希、あなたの言いたい事は分かった
でも、今ここに居るのは私、真希、亜希さん
高木ふぜいを入れて4人なのよ
私には1人で野球の試合をやりたいと
言ってる様にしか聞こえない」
「野球じゃないわ、バコワンよ
人数なんて関係ない、私達はファッション会の
先導者になればいい、今こそ胸を張り声高らかに
宣言する時
変革の時
猛を発する時
100度以上に沸騰し大爆発する時よ」
「じゃあ何するの
」
亜希は重い口を開いた「分かったぜよ母さん
私心をすて自分の務めを理解し、狂って事に当たれば
百の壁もぶち破り、大猛を発すると云うことやき
」
「そうよ亜希
自分の論は自らの行動でしか
証明出来ない、論ばかりで行動に移せない人は
結果的に人を惑わす、詐欺師てき愚人に成り下がる」
「やってやるぜよ
」
「だから!どうするの
」
「行動あるのみ
…」
「…分かったわ真希…」
何かを感じ取った、雅─────────
静寂の中3人は決戦の場に赴く戦士の様に
しゅくしゅくと身仕度を始めた
今コーディネートに使えるモノは店の衣装だけ
真希は高木に聞いた
「あなたはも付いてくる?」
「クイーン…アタイはもういいです」
「そう」
高木はクイーンが亜希の母だとは知らなかった
しかし今と成ってはどうでも良かった
ほっといて欲しいと言うのが正直な気持ちだ
3人はそれぞれにコーディネートを終えると
布にスタイリッシュにバコワンとユセイペンで書いて
それぞれ頭に巻き、ハチマキにした
「高木たっしゃでな」と真希
店の外に出ると、雨風が吹き荒れる嵐に成っていた
店の前に立てていた登り旗はみな倒れている
その一本を亜希は拾うと、亜希、真希、雅は
嵐の中を歩き始めた───────
静まりかえた店の中には高木だけが取り残された
あのファッションバカ達には付いて行けないと思った
今は誰も居ない1人きり
「はー
」高木はため息をつき思い出していた
サッカー部の試合から選手控え室で皆に忘れ去られ
1人ぼっちに成ってしまった、結局最後も1人きり
どれ程の時が経ったのか
バタン、コツコツコツ
そのとき誰かが店に入って来た
「あれ、誰も居ないのか
高木」
猪狩矢であった
「ま~しょうがねーな、こんな時だし
バコワンも無くなった事だし、又失業だよ」(笑)
「……
」高木は少しホッとした
「ところで高木、お前昔に比べたら綺麗になったな
相変わらず、卑屈な表情だけどプチ整形でもしたか
」(笑)
「え
」確かに目は二重にして、鼻筋を高くし小鼻にして
歯を詰め替え、おでこと頬骨を削り顎を3センチ引っ込めた
体は豊胸と脂肪吸引とO足矯正と足の拡長と肋骨を二本抜いた…
「動物てのは生命の危機を感じると子孫保存本能が働くらしい
今ごろ世界中のカッブルがヤリ巻くってるぞ
」
「え
え
」この人は今更なにが言いたいのか
「俺達もセッⅩしないか
今なら凄いのが出来そうな気がすぜ
」(笑)
「え
え
え
え
エー
」
ブチュ~~~~~~ゥ
何故か受け入れてしまう、高木
自分でも訳が分からない
舌を絡ませた猪狩矢と高木は本能の赴くまま
猛烈な勢いで、凄まじい野獣の様なセッⅩを始めた
高木は恋も友も全てを忘れ、惨めな思いをした
学生時代とは決別した筈だった
しかし今、確かにあの頃憧れていた人に
なんの後ろめたさもなく抱かれている
自分でも驚くほど心と体が喜んでいる
高木は観念した…そして…心を自由にした
止められない止まらない
「監督~大好き

」─────────
激しい嵐の中、3人はどこに行くのか
亜希を中心にして真希、雅、△角の隊列で
顔を上げ胸を張って行進している
顔に掛かる雨を拭おうともせず
そんな彼女らは美しい


「ゴー
ファッションリーダー
」
声を張り上げ
真っ直ぐ前だけを見詰める
迷いなき眼差し、目的は何なのか
「ゴー
ファッションコーディネーター
」
ひたすらに、ひたすらに、前進あるのみ
「ゴー
バコワン、ゴー
」
嵐はますます激しさをます
「亜希、負けちゃだめ
」
手を前後に大きく振り、気合いを入れる
「前え
前え
~前え
前え
~」
一歩一歩、力の限り
登り旗を天に掲げ
「真希
思いだすわ、バコワンで優勝して以来よ
こんな気持ちに成るのは
ありがとう」雅は泣いていた
それぞれが晴れ晴れとした、爽快な気持ちだった
「気持ちいいわね
」真希は嬉しかった
親友と娘、自分の愛する者が側に居る喜びを噛み締めた
「私らファッションリーダーやき
」
「ファッションリーダーは亜希に任すわ」(笑)
「そうね
この激しい嵐の中のコーディネートは
亜希さんのコーディが一番よ
これからのファッション会は亜希さん達
若者に託すわ」(笑)
亜稀のコーディネートは嵐の中を前進する
女の力と美しさを表現していた
「亜希
後ろは私と雅に任せて
力の限り頑張りなさい
」
真希は嵐の中、前進する娘の亜希は頼もしく
そしてどんな者よりも美しいと、素直に思った
「分かった私に付いてきて
」
皆、自信に満ちた顔で笑いながら進む
風にも負けず、雨にも負けず、前進する
ファッションの明日を目指して
いずれ嵐も止むだろう
でも歩みは止めない
いつまでも、どこまでも歩み続ける
なぜなら彼女らは
ファッションコーディネーターなのだから~
「ゴー
ファッション、ゴー
」

完
高木は思わず叫んだ「クイーン
どうしてここへ
」クイーンと呼ばれるその女性は
息も絶え絶えで走って来た様子だ
息を整え、顔を上げる
何年経とうがその面影は変わらない
「真希
」「お母さん
」雅と亜希が同時に叫ぶ「え
…」それを聞いて高木は絶、ごめんなさいこんな形で再会するなんて思っても見なかったわ
話しは高木に着けた盗聴器で全部聞かせてもらった
猪狩矢くん急に居なく成ってごめんなさいね」
「………」
居るはずの無い人間がここに居る、皆、唖然として言葉も出ない
「高木
お前の仕事は終わりよ雅
…バコワンは…バコワンは中止に成るわ」「真希…8年かぶりに現れて、いきなり何を言い出すの
」「緊急事態なのよ


これを見せる方が早いわね、少し前からやってたんだけど」
真希は携帯テレビを取りだし皆に見せた
『ニュース69────────
繰返しお伝えしますロイター通信69によりますと
ある地域での紛争が突然、全世界規模に拡大いたしました
早くも最終兵器使用の局面に突入したとの事です
よって人類はもうダメかも知れません
どの程度被害が出るのかは新しい情報が出しだい
可能性に付いて専門家とお伝えします
くれぐれも早まった行動はとらないでください
事情を知りたい方は参考までに"マック売の少女第2章"をお読みください
繰返します』プチン───────────
普段の日常が意気なり終わってしまう
あまりにもぶちギレた不条理な出来事が世の中に起ころうとしている
"人類滅亡?"
しかも!!その情報は紛れもなく何年も行方不明だった
真希によってもたらされたので在る
人生で起こる出来事が一気に起きた!!そんな感じだ
自分でどうこう出来る問題ではない
逃げ場も無い、人間の愚かさを思い知るだけ
皆、呆然とするしかなかった─────
そのうち、加藤や志村、仲本までもが尻もちを付き泣き出した
雅と真希は皆をなだめ、とりあえず、仲本、加藤、志村は雅の車で
猪狩矢に家まで送らせた────────
高木は体育座りをして、卑屈な表情でうなだれて居る
亜希は静かに立たずんでいた、母に対してどう接するのか考えている様子
落ち着いた所で、雅が真希に詰め寄った
「真希
こんな緊急事態でもなければ私達に会いに来なかったのでしょうけど
今までどこに居たの
」真希は自分の娘、亜希を視た
「綺麗に成ったわね、亜希…
実はね雅、前回のバコワンに絶対王者として参加した時
ある団体と接触したの」
「高木から聞いたわグリーンピープル
」「違うわ、もっと小さい普通の市民団体よ
でも彼らと話してる内にある思いに駆られた
今のバコワンやファッション業界は間違っている
本来、自由な発想のフッションですら
トレンドや流行を意図的に作り出し
一部の者が富を独占してる、代わりに弱いものは虐げられてる
大きな悪事はあえて伏せるけど
ファッションショーでは今だにモデルが
主催者やデサイナーに体を捧げて仕事を貰ってる
繊維メーカーは安い外国産に押されて業績悪化する一方で何のアイデヤも無い
アパレルメーカーはお店からのキックバックを空計上して
業績水増してひたすら負債を抱え込む、能無し経営陣はキャバクラ三昧
バカな女店長は変なの仕入れて在庫抱える
本社の仕入れ担当に泣き付いて見返りは体で払う
似合いもしないのに店員に乗せられて買っちゃう
バカ客は家に帰って我に帰る
テレビの自宅訪問で着けもしない服や靴を
ザッと並べて自慢するイメルダ婦人の様なアホ芸能人
テレビで何億円もする服だと嘘を付いて
自慢する高給売春婦のバカ姉妹
服を使い捨てるだけの無知でバカでゲスな
フッァション音痴達、数え上げたらキリがない
ファッション業界はエゴと糞の掃き溜めの世界に成ってしまった
ではなぜそんな業界に成ってしまったのか

私は考えて考えぬいてある結論に行き着いた
それは私達自身があしきファッション業界に汚染されてるからよ
その負のスパイラルから抜け出す方法は
ファッション業界を根本的に変えるしかないのよ

だから私はコードギアス反逆のルルーシュとも云うべき組織
グリーンピープルを作ったの」
「真希
誇大妄想ぎみだけど、あなたの信念も分かるわでも何で姿を消す必要が有ったの

私はいいとして、娘の亜希さんにまで居所を隠すなんて」
「亜希には普通に生きて欲しかった
雅
あなたが思ってる以上に業界の闇は広くて深いの闇とはファッションマフィアと言われる連中よ
ファッションマフィアはそこら中に居るわ
私は今のファッション業界にはテロリストだから
姿を見せれば必ずや亜希は狙われる」
「じゃあ亜希さんを守る為に…」
「たとえ亜希にファッションマフィアが接触しいたとしても
知らなければ答えようが無いもの」
「だからバコワンなのね」
「さすが雅ね、察しのとうりよ
バコワンは正に利権を貪る悪の巣窟
大会には罪はない、運営してる側に問題が有るの
オリンピクにおけるIWO、サッカーW杯におけるGPSの様に」
「その例え合ってるの?
」「知らないわよ…とにかくこの騒動で、バコワンは中止になる
私達グリーンピープルの目標は達成されたわ」
「真希の片寄った思想に全て、賛同は出来ないけど
今のファッション業界は、確かにもっと健全化されるべきね
もう遅いけど…」
「まだ遅くは無いわ、こんな時にこそ本当のフッァションとは
どう云うものなのか
世の中の人に指し示す時それがフッァションリーダーと云う者よ」
「何かする気なの
」「フッァションとは人生なり、人の生きざま、フッァション道よ
フッァションリーダーはファッションを通じて
人の見本となる美しい生き方をし
ファッションコーディネーターはファッションで
素晴らしい生き方を指導する
今から私達で、本物のバコワンを開催するの」
「こんな時にどうやって
」「利権や闇の力や大会規制もない誰もが参加出来る大会
本来のバコワンとは人の生き方の美しさと
人の持つ熱、エネルギッシュを競う大会
コーディネートは私達の最後で最高の武器
こんな時だからこそ、バコワンは必要なのよ
雅」「真希、あなたの言いたい事は分かった
でも、今ここに居るのは私、真希、亜希さん
高木ふぜいを入れて4人なのよ
私には1人で野球の試合をやりたいと
言ってる様にしか聞こえない」
「野球じゃないわ、バコワンよ
人数なんて関係ない、私達はファッション会の
先導者になればいい、今こそ胸を張り声高らかに
宣言する時
変革の時
猛を発する時
100度以上に沸騰し大爆発する時よ」

「じゃあ何するの
」亜希は重い口を開いた「分かったぜよ母さん
私心をすて自分の務めを理解し、狂って事に当たれば
百の壁もぶち破り、大猛を発すると云うことやき
」「そうよ亜希
自分の論は自らの行動でしか証明出来ない、論ばかりで行動に移せない人は
結果的に人を惑わす、詐欺師てき愚人に成り下がる」
「やってやるぜよ
」「だから!どうするの

」「行動あるのみ
…」
「…分かったわ真希…」
何かを感じ取った、雅─────────
静寂の中3人は決戦の場に赴く戦士の様に
しゅくしゅくと身仕度を始めた
今コーディネートに使えるモノは店の衣装だけ
真希は高木に聞いた
「あなたはも付いてくる?」
「クイーン…アタイはもういいです」
「そう」
高木はクイーンが亜希の母だとは知らなかった
しかし今と成ってはどうでも良かった
ほっといて欲しいと言うのが正直な気持ちだ
3人はそれぞれにコーディネートを終えると
布にスタイリッシュにバコワンとユセイペンで書いて
それぞれ頭に巻き、ハチマキにした
「高木たっしゃでな」と真希
店の外に出ると、雨風が吹き荒れる嵐に成っていた
店の前に立てていた登り旗はみな倒れている
その一本を亜希は拾うと、亜希、真希、雅は
嵐の中を歩き始めた───────
静まりかえた店の中には高木だけが取り残された
あのファッションバカ達には付いて行けないと思った
今は誰も居ない1人きり
「はー
」高木はため息をつき思い出していたサッカー部の試合から選手控え室で皆に忘れ去られ
1人ぼっちに成ってしまった、結局最後も1人きり
どれ程の時が経ったのか
バタン、コツコツコツ
そのとき誰かが店に入って来た
「あれ、誰も居ないのか
高木」猪狩矢であった
「ま~しょうがねーな、こんな時だし
バコワンも無くなった事だし、又失業だよ」(笑)
「……
」高木は少しホッとした「ところで高木、お前昔に比べたら綺麗になったな
相変わらず、卑屈な表情だけどプチ整形でもしたか
」(笑)「え

」確かに目は二重にして、鼻筋を高くし小鼻にして歯を詰め替え、おでこと頬骨を削り顎を3センチ引っ込めた
体は豊胸と脂肪吸引とO足矯正と足の拡長と肋骨を二本抜いた…
「動物てのは生命の危機を感じると子孫保存本能が働くらしい
今ごろ世界中のカッブルがヤリ巻くってるぞ
」「え
え
」この人は今更なにが言いたいのか「俺達もセッⅩしないか

今なら凄いのが出来そうな気がすぜ
」(笑)「え
え
え
え
エー
」ブチュ~~~~~~ゥ

何故か受け入れてしまう、高木
自分でも訳が分からない
舌を絡ませた猪狩矢と高木は本能の赴くまま
猛烈な勢いで、凄まじい野獣の様なセッⅩを始めた
高木は恋も友も全てを忘れ、惨めな思いをした
学生時代とは決別した筈だった
しかし今、確かにあの頃憧れていた人に
なんの後ろめたさもなく抱かれている
自分でも驚くほど心と体が喜んでいる
高木は観念した…そして…心を自由にした
止められない止まらない
「監督~大好き


」─────────激しい嵐の中、3人はどこに行くのか
亜希を中心にして真希、雅、△角の隊列で
顔を上げ胸を張って行進している
顔に掛かる雨を拭おうともせず
そんな彼女らは美しい



「ゴー
ファッションリーダー
」
声を張り上げ
真っ直ぐ前だけを見詰める迷いなき眼差し、目的は何なのか

「ゴー
ファッションコーディネーター
」
ひたすらに、ひたすらに、前進あるのみ
「ゴー
バコワン、ゴー
」
嵐はますます激しさをます
「亜希、負けちゃだめ
」
手を前後に大きく振り、気合いを入れる
「前え
前え
~前え
前え
~」一歩一歩、力の限り
登り旗を天に掲げ
「真希
思いだすわ、バコワンで優勝して以来よこんな気持ちに成るのは

ありがとう」雅は泣いていた
それぞれが晴れ晴れとした、爽快な気持ちだった
「気持ちいいわね
」真希は嬉しかった親友と娘、自分の愛する者が側に居る喜びを噛み締めた
「私らファッションリーダーやき
」「ファッションリーダーは亜希に任すわ」(笑)
「そうね
この激しい嵐の中のコーディネートは亜希さんのコーディが一番よ

これからのファッション会は亜希さん達
若者に託すわ」(笑)
亜稀のコーディネートは嵐の中を前進する
女の力と美しさを表現していた

「亜希
後ろは私と雅に任せて力の限り頑張りなさい
」真希は嵐の中、前進する娘の亜希は頼もしく
そしてどんな者よりも美しいと、素直に思った
「分かった私に付いてきて
」
皆、自信に満ちた顔で笑いながら進む
風にも負けず、雨にも負けず、前進する
ファッションの明日を目指して
いずれ嵐も止むだろう
でも歩みは止めない
いつまでも、どこまでも歩み続ける
なぜなら彼女らは
ファッションコーディネーターなのだから~
「ゴー
ファッション、ゴー
」

完