みやび様が到着し、慌ただしくなる店内
店長の激が飛ぶ
「しむらさん!かとうさん!たかぎさん!あきさん!
さっ!早く皆でお出迎えよ
ドアの前に整列して!
たかぎさん
動きが鈍いわよ
キビキビ動きなさい
キ───
たかぎさん
そんな卑屈な目で私を見ない
お客様に観せられる表情じゃないっていつも言ってるじゃない
お人形の様な綺麗な顔がだいなしよ、全くも~ぉ
」
店のスタッフ全員が整列すると
運転席から全身黒いスーツで決めた
電車の車掌の様な黒い帽子と目の所がけを開けている
黒いアイマスクを着けた、黒ずくめの一種異様な
ボディーガードけんドライバーが出て来て
手慣れた様子で後部座席のドアを開き
もう一つの黒い影がクルマから顔を出した
その瞬間、気品に満ちた美しい顔つきだが
どこか冷たい印象を与える、中年女性が降りてきた
しかしその、たたずまいと歩き方は
根っからのお嬢様
憂がに満ちている
店の中に入ると、スタッフ達を冷たい目線でいちべつした
店長は緊張しながら
「み、みやび様
本日は足元の悪いなか
ようこそお越し頂きまして、まことにありがとうございます。
」
スタッフ達が「お越し頂き、ありがとうございます。」揃って挨拶をする
一人を除いて
みやびの目が一瞬、鋭く光る
店長が冷や汗をながす(あきさん
あんなに皆で練習したのに、貴女!
口パクで、しかも礼の角度が一人だけ浅いじゃない
)
気を取り直して、みやびに話しかける店長
「わたくし、当店の店長を勤めます、仲本です」
それを合図にスタッフ達が順に名前だけの短い自己紹介をしていく
「スタッフの志村です」「加藤です」「高木です」「…」
一瞬の間を置き何も言わないあきに、仲本は慌ててみやびに話をふる
「そ、総本店では、みやび様に大変お世話になりました」ニコ
みやびは値踏みする様にフタッフ達に目を向けていた
4人の中で2人だけモデルや女優に成れるほどの
タイプの違う美貌を持ったスタッフがいる
1人は高木、完璧な美しさ、しかしどこか暗い闇を抱えた様な雰囲気をかもし出している
もう1人は名前も名乗らない、のほほんとして、お花畑が似合いそうな
可愛くなければただのアホとしか思えない
みやびは仲本に目をやると
「貴女、本店に居たの?憶えてないわね」クスッ
「で、ですよね~
、それにしても
本日のお召し物は大変にエレガントですね
」ヨイショ
「あら!どの辺がエレガントかしら?
わたくしの今日のコーディネートはエレガントなんて、意識しなかったわよ」
店長に冷たい視線を送る、みやび
「いや
あのその、なんと言いましょうか
」
たちまち滝の様な汗を流す店長
「それに、私の受け入れ準備に少し手間どったみたいね
私の運転手は私の安全が完全に確保出来て
初めて私を車から出してくれるのよ


私、待たされるのが嫌いなの」
「…
」
「それに今日は天気も悪く小雨も降ってたじゃない」
店長の足元にはすでに、汗で小さな水溜まりが出来ていた
「仲本さん、貴女汗かき過ぎよ
ここはスポーツジムなの

おかしいわね?来るお店、間違えたかしら」
その時、一人のスタッフが気さくに、みやびに話しかけた
「まあまあ~、みやび様
その辺で、勘弁してやれんかね~もし」
ふいを突かれたみやびは、そのスタッフを、呆然と見た
「申し遅れました、わたくし"荒井亜希"といいます
今日は最後まで、みやび様の担当を承ります
亜希!と呼びください、以後、お見知りおきを」ははぁ―
両膝を床に付ける、亜希
あっけに取られる店長(ど
土下座はやり過ぎよ
)
「亜希さんって言うの、面白いわね、あなた
わたくしは火の車グループ副会長"火流院・雅"よ」フフ
皮肉った軽蔑した笑顔を土下座した亜希に贈る
更に店長は目を丸くした(こ
これは土下座ではない)

亜希はゆっくりした動作で土下座の姿勢のまま両手を床に這わせつつ
腕を伸ばすと手の平をクイッと反すと指を揃えて
天上に向かって折り曲げた
そう、亜希の行ったのは土下座ではなく
中国三國志時代、劉備元徳が天下の天才
諸葛公明を軍師に迎える時に行ったと云わる
三願の礼を略した、三個の礼であったm(__)m
もはや、テレビで「接遇!接遇!」と怒鳴り散らす

怖いオバチャンのレベルを越えた
地球に存在する最高レベルの礼儀である
例えるなら地球最高峰の山エベレスト級である
眼下に雲海を従えながら天界で起こりそうな出来事が展開されていた
両膝を付き、床にひれ伏す
そしてゆっくと立ち上がり直立の姿勢をとる
それを三度繰り返す
しかも、亜希の容姿は少し幼さを残しつつもバランスの取れた
人に安心感を与える、チャーミングな顔で在りながら
スタイルと姿勢がとても美しい女性であった
もくもくと三個の礼を行う、亜希の真剣な姿は
とてつもなく美しく、人知の域を越えていた

そこに居る誰もが、オーロラでも視るかの如く
亜希に見惚れている
特に、志村や加藤などは普通の今どきの若い女の子であり
何が起こっているのか
訳が分からないが
目隠しされて連れて行かれた先で
いきなりシルクドトレイのショーを見せれてる、心持ちであった
しかし高木だけは、綺麗に整った自分の美しい顔と反比例するかの様に
より卑屈な視線を亜希に向けている
いつしか、亜希の動作一つ一つがよどんだ空気を浄化し
早朝の教会拝礼室の様に、ショボい店内は
神秘性を帯びた空間へと、リニューアルされていた
雅の冷たい視線と皮肉めいた表情は、いつしか消えている
亜希が三個の礼を終え、スクッと立ち上がるり
何事も無かったかの様に、いつもの、のんきな顔つきに戻ると
雅は、一瞬苦悶の表情を浮かべ
「貴女は、何故そんな事をするの
」
亜希は真剣な顔で「我!最高の礼儀を持って
おん君を、もてなさん
」
「貴女だめね
土下座は一回で充分よ」
雅の目は、好敵手にでも出会ったかの如く
らんらんと輝き、燃える様に笑っていた
つづく

店長の激が飛ぶ

「しむらさん!かとうさん!たかぎさん!あきさん!
さっ!早く皆でお出迎えよ
ドアの前に整列して!

たかぎさん
動きが鈍いわよ
キビキビ動きなさい
キ───
たかぎさん
そんな卑屈な目で私を見ない
お客様に観せられる表情じゃないっていつも言ってるじゃない

お人形の様な綺麗な顔がだいなしよ、全くも~ぉ
」店のスタッフ全員が整列すると
運転席から全身黒いスーツで決めた

電車の車掌の様な黒い帽子と目の所がけを開けている
黒いアイマスクを着けた、黒ずくめの一種異様な

ボディーガードけんドライバーが出て来て

手慣れた様子で後部座席のドアを開き

もう一つの黒い影がクルマから顔を出した
その瞬間、気品に満ちた美しい顔つきだが
どこか冷たい印象を与える、中年女性が降りてきた
しかしその、たたずまいと歩き方は
根っからのお嬢様
憂がに満ちている店の中に入ると、スタッフ達を冷たい目線でいちべつした

店長は緊張しながら
「み、みやび様
本日は足元の悪いなかようこそお越し頂きまして、まことにありがとうございます。
」スタッフ達が「お越し頂き、ありがとうございます。」揃って挨拶をする
一人を除いて
みやびの目が一瞬、鋭く光る

店長が冷や汗をながす(あきさん

あんなに皆で練習したのに、貴女!
口パクで、しかも礼の角度が一人だけ浅いじゃない
)気を取り直して、みやびに話しかける店長
「わたくし、当店の店長を勤めます、仲本です」
それを合図にスタッフ達が順に名前だけの短い自己紹介をしていく
「スタッフの志村です」「加藤です」「高木です」「…」
一瞬の間を置き何も言わないあきに、仲本は慌ててみやびに話をふる
「そ、総本店では、みやび様に大変お世話になりました」ニコ
みやびは値踏みする様にフタッフ達に目を向けていた
4人の中で2人だけモデルや女優に成れるほどの
タイプの違う美貌を持ったスタッフがいる
1人は高木、完璧な美しさ、しかしどこか暗い闇を抱えた様な雰囲気をかもし出している
もう1人は名前も名乗らない、のほほんとして、お花畑が似合いそうな
可愛くなければただのアホとしか思えない
みやびは仲本に目をやると
「貴女、本店に居たの?憶えてないわね」クスッ
「で、ですよね~
、それにしても本日のお召し物は大変にエレガントですね
」ヨイショ「あら!どの辺がエレガントかしら?
わたくしの今日のコーディネートはエレガントなんて、意識しなかったわよ」
店長に冷たい視線を送る、みやび
「いや
あのその、なんと言いましょうか
」
たちまち滝の様な汗を流す店長
「それに、私の受け入れ準備に少し手間どったみたいね

私の運転手は私の安全が完全に確保出来て
初めて私を車から出してくれるのよ



私、待たされるのが嫌いなの」
「…
」「それに今日は天気も悪く小雨も降ってたじゃない」
店長の足元にはすでに、汗で小さな水溜まりが出来ていた
「仲本さん、貴女汗かき過ぎよ
ここはスポーツジムなの


おかしいわね?来るお店、間違えたかしら」
その時、一人のスタッフが気さくに、みやびに話しかけた
「まあまあ~、みやび様

その辺で、勘弁してやれんかね~もし」
ふいを突かれたみやびは、そのスタッフを、呆然と見た
「申し遅れました、わたくし"荒井亜希"といいます
今日は最後まで、みやび様の担当を承ります
亜希!と呼びください、以後、お見知りおきを」ははぁ―
両膝を床に付ける、亜希
あっけに取られる店長(ど
土下座はやり過ぎよ
)「亜希さんって言うの、面白いわね、あなた
わたくしは火の車グループ副会長"火流院・雅"よ」フフ
皮肉った軽蔑した笑顔を土下座した亜希に贈る
更に店長は目を丸くした(こ
これは土下座ではない)

亜希はゆっくりした動作で土下座の姿勢のまま両手を床に這わせつつ
腕を伸ばすと手の平をクイッと反すと指を揃えて
天上に向かって折り曲げた
そう、亜希の行ったのは土下座ではなく
中国三國志時代、劉備元徳が天下の天才

諸葛公明を軍師に迎える時に行ったと云わる
三願の礼を略した、三個の礼であったm(__)m
もはや、テレビで「接遇!接遇!」と怒鳴り散らす


怖いオバチャンのレベルを越えた
地球に存在する最高レベルの礼儀である
例えるなら地球最高峰の山エベレスト級である
眼下に雲海を従えながら天界で起こりそうな出来事が展開されていた
両膝を付き、床にひれ伏す
そしてゆっくと立ち上がり直立の姿勢をとる
それを三度繰り返す
しかも、亜希の容姿は少し幼さを残しつつもバランスの取れた
人に安心感を与える、チャーミングな顔で在りながら
スタイルと姿勢がとても美しい女性であった
もくもくと三個の礼を行う、亜希の真剣な姿は
とてつもなく美しく、人知の域を越えていた


そこに居る誰もが、オーロラでも視るかの如く
亜希に見惚れている
特に、志村や加藤などは普通の今どきの若い女の子であり
何が起こっているのか
訳が分からないが
目隠しされて連れて行かれた先で
いきなりシルクドトレイのショーを見せれてる、心持ちであった

しかし高木だけは、綺麗に整った自分の美しい顔と反比例するかの様に
より卑屈な視線を亜希に向けている
いつしか、亜希の動作一つ一つがよどんだ空気を浄化し
早朝の教会拝礼室の様に、ショボい店内は
神秘性を帯びた空間へと、リニューアルされていた
雅の冷たい視線と皮肉めいた表情は、いつしか消えている
亜希が三個の礼を終え、スクッと立ち上がるり
何事も無かったかの様に、いつもの、のんきな顔つきに戻ると
雅は、一瞬苦悶の表情を浮かべ
「貴女は、何故そんな事をするの
」亜希は真剣な顔で「我!最高の礼儀を持って
おん君を、もてなさん
」「貴女だめね
土下座は一回で充分よ」
雅の目は、好敵手にでも出会ったかの如く
らんらんと輝き、燃える様に笑っていた
つづく