『じじいっの過去』



「え~加減ウチの新人離したりや」パー

「放してくださ~いあせる

「すまんすまん

長年の職業病なのじゃ

モミモミ病と言う不治の病じゃな」モミ

「モヤモヤ病みたいに言いなやアップ

「あれは遠い昔ビックに成る前の事・・・

ワシがまだ現役バリバリで仕事が楽しくて

チキン達を愉快に笑いながら殺し捲ってた

時代・・・ある夏祭りの夜星空

娘を連れてエンニチに行くと、観た事もない

赤や黄や緑のヒヨコが居ってのヒヨコ

娘はピンクのヒヨコが気にいって目ドキドキ

買って帰って飼ったのじゃニコニコ

娘は、ももちゃんと名付けて大切に飼てて

居った、ある日仕事を終え家に帰ると

チキンが居間を歩いておるヒヨコワシは

てっきり殺し損ねたチキンがポケットの

中に入ってて、持って帰ってしまったと思い

「いっけね~てへ」と言いながら、スパッンと

チキンの首を跳ね飛ばして夕食のスープに

じゃ、そして夕食の時間娘がスープを

美味しくすすって居と、苦い顔をして小さな

鈴を吐き出して、悲しい顔で「ももちゃん!?

・・・ももちゃんは?・・・ももちゃんダウン

震えながら自分の部屋に帰り、直後に

この世の者とは思えない、嗚咽と怒号と悲鳴

と呪いの叫びが聞こえて来ての、ビックリ!!

したがの、後で解った事はももちゃんはヒヨコ

ただのチキンでの、ピンクのヒヨコは色を

塗っただけのカラーヒヨコだったのじゃダウン

娘は育てながらチキンだと気付いたが

ワシに見付かると殺されると思いNG

自分の部屋だけで飼って居ったのじゃダウン

それ以来、ワシは娘と口を利いておらん

やがて家族もワシと口を利かなくなっての

更に悲劇は起こってしまったダウン」モミモミ



『じじいっの運命は、いかに』