こんな話しを思い出す

俺が島を出る日

俺の姿が見えなくなるまで見送ってくれた

ばあちゃん

荷物の中に、ばあちゃんのくれた三万円

まるで北の国からのワンシーン

眺めては勝手に誓いを立たてる

一年間は我慢した

そこは二十歳前のガキンチョッ

パチンコ、麻雀、競馬、当然負ける

「ばあちゃん学生は、金かかるんだよダウン

自分えの言い訳

眺めがめて悩んで、1枚へる

言い訳しては、1枚へり

握りしめて、全部無くなる

1ヶ月後、状況変わらず

アルバイト紙を手に取る

現場の足場、解体作業

日当1万円以上、日払い有り

すぐに飛び付くビックリマーク

甘過ぎたビックリマーク

きつすぎるあせる

俺の体が解体しちまうあせる

辞めた!!

日払いもらう

それを夜、部屋で眺める

印しが付いてる

ほかのと交ざっても、いいよに

俺が付けた

ばあちゃんがくれた3万円の中の1枚

同じ銀行を

同じ町の商店と解体業者が使ってる

あり得るなビックリマーク

でもっ・・・・・・・

これって奇跡!?

小さな奇跡だよなぁ!!

俺は知ってる

ばあちゃんが毎日、朝と夕

仏壇に、家族の事を祈ってる

俺の事も祈ってる

「ばあちゃんどんな気持ちで、これ

くれたのかなぁ?」

そんな事、眺めて考えてると

「あんたの事が心配じゃけぇ、戻って来た」

そう言われた気がした

「ばあちゃん俺、意志が弱いんだよダウン

と思いながらも財布には入れず

そっと別の場所にしまったビックリマーク



その1枚ちなちゃんみたいだねドキドキ