歳を取るとファッションに気を遣う事が増えてきます。学生時代はバイトをしていても洋服にかけるお金には限界があります。社会人になってからフリーターをしていた自分は長らく洋服にお金をかけられずに気恥ずかしい生活をしておりました。

冬にモンクレールのダウンジャケットを着ている人を見ては「オシャレだな〜そりゃ暖かいんだろうな〜」と羨ましく思っていました。

何も高価なダウンジャケットじゃなくても良いのですが、モンクレールのジャケットを着るには下に何を履くのか靴はどう合わせるのか?などトータルで着こなしを考える必要も出てきます。 





昔は夏でも安いTシャツとハーフパンツで安いビーチサンダルでも良かったんです。20代の頃にたとえTシャツの背中に「Kill Them All(和訳;皆殺し)」と書かれていても気にしません。

今は気にしますし、そんなTシャツ着ません!

歩きながら脅迫してますやん!





昔プールに誘われて海の近くにあるプールに友達と行った時に水着を見られて「丈が短すぎない?いつのやつ?」大笑いされた地獄のような記憶があります。その水着は10年前の物でした。

笑われて当然でしたし、プールに着いてから着替えてる時に周りの若い人たちの水着のオシャレな事に驚きを隠せませんでした。色鮮やかで丈もサーファーが着てるようなオシャレな水着。

自分の水着といったらドブ水色というか変な迷彩柄でお世辞にも良い品とは言えません。

「どこで買ってきたん?」と言われまし、自分でもこれはダサいなと思っていました。

お金も無かった頃なので笑われるのを耐えるしか無かったのを今でも覚えています。その事件は良いレッスンになりました。やはり流行りは大事で安くても今の時代に合った物を着る事は大事なんです。




このレストランに行くにはドレスコードが必要なんだよ!と暗号のような会話も思い出します。

お金のないフリーターにドレスコードと言われてもピンと来ません。なんとなく洋服の制限なのかな?くらいは伝わってきます。


この世はお金がかかることばかり!貧困時代はそんな風に思っていました。何も高くなくてもドレスコードが守れる事なと知る由もなかったんです。

稼ぐようになってからは、ここに行くにはその洋服にしよう!ここに行くために洋服をこの店に買いに行こう!と考えるようになりました。


高い洋服に越したことはないですが、清潔感があって心地良い生地に袖を通しただけで1日が幸せに感じられます。

そういう洋服選びもファーストクラスの生活なんじゃないのかなと思っています。