お読みいただきありがとうございます。こゆびです。

夏休み後半に高１次男のスマホ制限を全てなくした話の続きです。

『高１次男のスマホ制限を取っ払った』お読みいただきありがとうございます。こゆびです。………………さて、と、高１次男の夏休み、本人はいつものとおりのんびり楽しく過ごしてましたが…、私の心は大波小波…

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高校生になっても厳しく制限をかけていたことについて私は、いつまでもこのままってわけにはいかないな、と思う一方で、制限を緩めることには不安が先にたち考えがまとまらないでいました。

仮に高校生のあいだ今のままだとして

卒業後に一人暮らしになったら

親の目も手も届かないところで

スマホを好きなだけ使える生活がはじまることになるわけです。

それはなぁ～そんなの良くないよなぁ～。

だけど、じゃあ、どの程度緩めればいいのかな？

時間？閲覧内容？どこで線をひく？段階的に？

うーん……

答えが出ないまま高校生活も数ヶ月過ぎました。

そんな時、夏休み後半になって帰省していた長男が次男があまりスマホをいじらないことに気づいて。

長男はそこで初めて知ったんですね。

高１次男がガチガチに制限かけられてることを。

驚いてました。そりゃあそうですよね。

小学生並みの厳しさだもん。

で、長男から、お母さんは何のためにそんなに厳しくするの？と聞かれて私は

『長男が高校生のときに生活が乱れたのはスマホのせいだと思ってる。スマホだけが原因じゃないけどかなりの部分でそうだと思う。だから同じようになってほしくないから…かな』と答えました。

場所はリビング。

次男も一緒にいます。

続けて私は次男に言いました。

『次男はまだ低学年だったからお兄ちゃんがどんなだったか憶えてないよね？

お兄ちゃんは、次男が起きる前に登校して次男が寝てから帰ってきたからね。

……ひどかったんだよ。学校から帰って玄関開けてすぐ横になってスマホいじって、お風呂もなかなか入らなくて脱衣所行ったと思ったらそこで制服のまま朝まで寝てたり……湯船で寝て溺れそうになったこともあったし…

やっとご飯食べ始めても食べながら寝ちゃったりね。口にごはん入れたままだよ。

お母さんが何か言っても聞かないし返事もしないし。

朝だってなかなか起きない。大音量で目覚まし鳴ってるのに。何度も何度も起こしに行っても起きなくて、やっとのことで起きてもいつも不機嫌で。もっと早く起こしてよって怒るんだよ。ひどいよね。

毎朝電車の時間ギリギリで玄関飛び出していくからそれはほんと交通事故とか心配で仕方なかった。

知ってのとおり、お兄ちゃんてさ、陽気でウザいくらいおしゃべりじゃない？

それが別人みたいだったよ。信じられないかもしれないけど本当にね、いつも無言。何もしゃべんないの、ずっと。高校ん時は。』

そこへ長男が続けて話し始めました。

『それってさ、勉強についていけないことから始まって…部活もありえないくらい厳しくて…逃げたんだよスマホに。

スマホいじってる時だけ大丈夫だった。

授業聞いてても辛くって、部活もそうだし、そんで家に帰ってきてスマホ開くともう閉じれない。毎晩寝落ちしないと終わらない……。だけどあの時間は必要だった。』

私は次男に

『お兄ちゃんが特別なわけじゃないと思う。私だって同じ環境ならそうなるかもしれない。スマホが無かったら良かったって思ってた。スマホが無ければあんなに酷くはならなかったんじゃないかって。完全に依存症だったもん。取り上げたら凄い形相で掴みかかってきて。もう精神的に病んでたの。可哀想だった。でももうどうしたらいいのかわかんなかった。最初にスマホ渡したときからちゃんとしていれば良かったって。それで大丈夫だったかどうかはわかんないけど。

もちろんキミとお兄ちゃんは別の人間なんだってわかってるよ。部活だって厳しくないし学校は楽しそうだし……違うのはわかってるんだけど、心配なんだよね、どうしても。

スマホってさ、接する時間が長ければ長いほど依存しやすいんじゃないかと思う。だから時間制限もするし。睡眠が一番大事だと思うから夜中は使わせたくない。』

『でも………だからって厳しく制限するのは違うよね』

そう長男が口を開きました。

続きます。

高１次男のスマホ制限を取っ払った②