10月初旬、1973年製造のブリジストン自転車、asmo(アスモ)をポチりました。…から、約1か月が経過しました。

 

51年前に製造された BRIDGESTONE asmo 、最初に手掛けたのは駆動系の「要」、チェーンと変速機です。

 

油の固まりでコーティングされたチェーンは、取り外すと「棒状」に固まっていて、曲がりません(笑)。さらに、素手で触れると油まみれになりそうなのに、ニトリル手袋で武装したのが全く無駄だと思い知らされるほど固まっていて、素手で触れても、手が汚れない(…爆!)…何年? 何十年放置されてたんだろ??

 

5段変速機(メーカーの刻印も見えない…)も同様に固まっていて、変速機の役割を果たせない状態です。

 

チェーンは外れたままで「噛んだ状態」のまま油が固まり、分解しないと取り外せない状態でした。

 

 

 

…と、いう訳で、「チェーンをチェーンに戻してあげる大作戦」の開幕です。

まず、取り敢えず外せるだけの部品を取っ払い、チェーンを露わにしました。

 

リチャード・ギアも真っ青なクランクギア。これ、「オーバルギア」と言って楕円形をしています。

本来はステンレスの輝きが眩しい一品なんですが… 当時のBRIDGESTONEが開発したもので、踏力を効率的にチェーンに伝えるために、楕円形になっています。こうした拘りの開発部品を「ママチャリ」サイズの軽快車に投入し、「新しいサイクルライフをひらくミニ・スポーツ車」として、華々しく世に放ったのです。

後継機(1976頃)の asmo(右上)は、24インチの「245」と20インチの「205」があった。この頃は、ASX、ASN、ASYのバリエーションがあり、それぞれに異なる装備があったが、ハンドルはチョッパーに変更され、デュアル・ヘッドライトで豪華さをアピールしていた。一方で、後輪ディスクブレーキは一般的なローラーブレーキに変更され、スポーツ色を失って行った。

 

変速機はSHIMANO製と思い込んでいましたが、現物を確認したところ、前田工業製品の「SUNTOUR V-LUXE」であることが判明しました。1990年代にSHIMANO製品が一世を風靡する前に、本格的な変速機を世界中に送り出したメーカーの製品です。これを見ても、この車体が非常に貴重であることが判りますね。

 

さて、話をチェーンに戻します。

ご覧の通り拭いても取れない、ワイヤーブラシも全く効かない油の塊は、細いマイナスドライバーを使い、「割って、砕いて」取り除くしかない状態でした。

 

片面が終わると、裏面を同じように取り除き…

最後にチェーンの内部も…

ドライバーの先端を突き立てて、油の塊を除去していきます。

…なんとか先が見えてきたぞ~!

そして遂にチェーンをチェーンの状態に戻す事が出来ました。

 

変速機もこの通り、掘り起こしました!(錆は…どうしようもない。。)

スプリングやスプロケットなど、外せる部品は全て外して清掃、注油しました。

「SUNTOUR」(サンツアー)ブランドは'70年代の代表作です。

 

オーバルギアは、このあとフレームから取り外しますが…

 

次回に続きます。