葬儀業界への参入企業が増え、
最近、提携しませんか?というネット会社が増えました。
以前、大手スーパーの提携に参加しておりました。
提携していたのは、多少の知名度も魅力でしたし、
消費者志向の風を吹かしてくださる、
という期待が大きかったように思います。
結果、2年ほどで提携を解消いたしました。
理由は、結局は葬儀費用の上乗せになり消費者志向でない。です。
基準が高すぎると思っていましたし、紹介料は2割ぐらいに及びます。
セレモニーホールけやき としては、紹介料を差し引いても、
スーパーの葬儀費用の統一価格が高すぎるため、
当社の通常葬儀費用より、利益が出てしまうという
『逆消費者志向』が起こってしまい、
紹介会社、葬儀社の利益の追求になっていたといえるでしょう。
大手スーパーは知名度で、葬儀分野も利益の対象にし過ぎた結果。
仏教会からの批判をはじめ、優良葬儀社の提携離れ、など。
すべてを否定するつもりはありませんが、
少数ではありますが優良葬儀社の提携もあるとは思います。
しかし、優良なところは、大手の知名度を借りなくても、
地域では、信用や実績があり、必要ないんですね。
ネットでの紹介も増えました。
『葬儀』で検索すると、
直葬○○円~、追加費用一切無し、
葬儀費用の明瞭化、全国対応、
年間10000万件の紹介、など、
目を引く広告です。
葬儀社の意見からすると、
紹介料も明瞭化するべき ですよね。
17万円ほどの直葬で、4万円~もの紹介料 を、
電話をつなぐだけ で、膨大な利益を生んでるわけですから。
葬儀社は24時間実務という観点から、
ソフトに弱いところが多く、ネット広告に遅れをとっています。
頼らざるを得ない状況から、紹介会社に頼ります。
その膨大な葬儀紹介産業に、
今後、参入競争が激化しそうです。
消費者にとってネットでの葬儀社選びも困難な状況 です。
よりよい葬儀社を選ぶには、消費者の葬儀知識が必要です。
その上で、ネットを参考にしていただければと思います。
良心的な葬儀社紹介会社もあります。
ネットであっても、最終的には、
葬儀を選ぶ、消費者(利用者)の方が、
いいと思える葬儀社を選んでください。