ネット葬儀紹介業社の是非 | ㈱けやき 代表取締役 森本幸弘のブログ

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平成16年7月22日 葬儀社設立
もともとは葬儀の仕事には縁がないと思っておりましたが
今思えば、導かれるように葬儀に携わり、
葬儀を通して人生、生きる、を
学ばさせて頂いてると思います。
日々、思うことを書こうと思います。



葬儀業界への参入企業が増え、


最近、提携しませんか?というネット会社が増えました。



以前、大手スーパーの提携に参加しておりました。


提携していたのは、多少の知名度も魅力でしたし、


消費者志向の風を吹かしてくださる、


という期待が大きかったように思います。


結果、2年ほどで提携を解消いたしました。



理由は、結局は葬儀費用の上乗せになり消費者志向でない。です。


基準が高すぎると思っていましたし、紹介料は2割ぐらいに及びます。


セレモニーホールけやき としては、紹介料を差し引いても、


スーパーの葬儀費用の統一価格が高すぎるため、


当社の通常葬儀費用より、利益が出てしまうという


『逆消費者志向』が起こってしまい、


紹介会社、葬儀社の利益の追求になっていたといえるでしょう。



大手スーパーは知名度で、葬儀分野も利益の対象にし過ぎた結果。


仏教会からの批判をはじめ、優良葬儀社の提携離れ、など。


すべてを否定するつもりはありませんが、


少数ではありますが優良葬儀社の提携もあるとは思います。


しかし、優良なところは、大手の知名度を借りなくても、


地域では、信用や実績があり、必要ないんですね。




ネットでの紹介も増えました。


『葬儀』で検索すると、


直葬○○円~、追加費用一切無し、


葬儀費用の明瞭化、全国対応、


年間10000万件の紹介、など、


目を引く広告です。




葬儀社の意見からすると、


紹介料も明瞭化するべき ですよね。





17万円ほどの直葬で、4万円~もの紹介料 を、


電話をつなぐだけ で、膨大な利益を生んでるわけですから。




葬儀社は24時間実務という観点から、


ソフトに弱いところが多く、ネット広告に遅れをとっています。


頼らざるを得ない状況から、紹介会社に頼ります。


その膨大な葬儀紹介産業に、


今後、参入競争が激化しそうです。




消費者にとってネットでの葬儀社選びも困難な状況 です。


よりよい葬儀社を選ぶには、消費者の葬儀知識が必要です。


その上で、ネットを参考にしていただければと思います。




良心的な葬儀社紹介会社もあります。




ネットであっても、最終的には、


葬儀を選ぶ、消費者(利用者)の方が、


いいと思える葬儀社を選んでください。