一瞬ヤバそうなお題やな。
残念やったなグルメな美味い美味いお話しやわ。
父が生きとった頃はな、父頭古いからジーパン履いたら「百姓か!」言うて
ええ店ではあるけど、うどんすき食わされたのよ。
じゃあどんな姿ならいいのってな 頭おかしいわ
お水のお姉ちゃんバリに綺麗に着飾らないと納得せんのよ。そのくせネイルは「キチガイがするもんや」てな透明薄ピンクやないと、またうどんすきなのよ。
店員さん付きっきりで全て世話してくれる店やけどな
何故か父が連れ歩きたい姿で行かんやったら、うどんすき。
カラージーンズには騙されとったわw とにかく華やか綺麗にせんならんねん。
綺麗にしてたらまずな、夜のお店沢山ある所は同伴アフター目当てのええ店沢山あるやん
その辺り練り歩いとったらな所々で
「いやあ会長!あいかわらずお盛んですなあ!」
「ちゃうちゃう!ワシの一番下の娘や!」
「お盛んには変わりありませんやん」
で、父からさっきの奴はな何処の店のどうたらこうたら。て話し聞く。
父、これがやりとうてやりとうてたまらんのよ。
この好色ジジイがw 我が子使うてなww
前置き終わり
その界隈に老夫婦がやる有名な寿司屋があってな、たまに行くんよ。そこの蒸穴子の握りが絶品すぎてな1人2カン迄の制限あって仕込みが大変らしいわ。
大将さすがやでmamirincoが生物本当は苦手ってすぐ気付いてくれてな 父の前では好き嫌い隠してたからな。
蒸穴子大好き言うたら「会長さんの娘さんやから特別に何カンでもどうぞ」て。これは父の立場に感謝したわ。
まぁ4カン辺りが我儘の常識範囲やろ。他も美味いからな。
で、この蒸穴子寿司が本題やねん。
たまにな蒸穴子詰めたんをタクシー運転手が一つ受け取って行くんよ。mamirincoらも頻繁に行くわけやないからタクシーさんのが頻繁ちゅうわけ。
大将がな「あの穴子さんね、お迎えもなく孤独にタクシー乗って出前されてるんですよ」
何処へかも教えてくれてな往復三万位やな
そこまでして食べたいんmamirincoも納得の蒸穴子握りやったで。
後継おらんし、大将の穴子の仕込み誰にも継承せんかったからもう食べれないんよね。
寿司折が孤独にタクシー乗ってく事ももう無いのね。
少し寂しいわね。