私の父の田舎はとても田舎だ
昭和前は地図にあったりなかったりの田舎だ。
そこから成り上がった父の娘なので、婚外子であっても私が田舎に行けば居る日だけ毎日祭りだった。
さて、村人はどの子供を本当の父の子として見ているだろう。
父の姉が仕切っていたのと色々あってよくわかった。
私と本妻の長男の時だけ特別だった。
しかしだ、地元慣例とゆうか慣習とゆうか酒の国だったので私が大変大事にされた。
なぜ?
父は長男は本妻の子なので何もしていない。私は外の子なので教育しとる。と言ったから。
まあ幼少期から酒に慣れさせたという事。
わかりやすく言えばザルに育てたという事。
でもやなザルにも底はあるよ
その壁がその地の神主やったんやわ。
村ん中やから年齢関係なく献杯やりまくったわな。
私に勝とうと飲める立場は神主しかいなかったんや。
他はわざと負けてくれてんやな。
でな私が献杯参加させられて二回神主に負けたんや。
その後毎年連勝してやな神主連れて帰って
自然薯奥さんからもろたんや。
村のもんが言うとった 神主は自然薯を床下に隠してるて。
地元民の作る飯が一番美味いな。
自然薯なんていくらでも父と行く店で食わしてもろたけどな。
あれも美味くて最高やが、地元民の作ったもんほど美味いものはないな。
私は自然薯泥棒という二つ名をいただいた。
田舎の神主さんてさ、酒強ないとあかんだらなんだら大変だな。
自然薯隠してるとか悪口言われたないわなこんな娘相手してな。
今回はほんまに負けたきにな
言うて倒れた神主さん、本土では仙人の域よ。
田舎のジジイとババアはマジもんの化け物よ。
追記
その血引いてるからワタチも何者かわからないw