恐らく私の人生でも1位、2位を争う黒歴史になる
だろう出来事を書いていきます。
死ぬ間際に、もし人生を振り返ることができたら、
必ず思い出すと思います。
駐車場に着くと、コウジは既に到着している
ようでした。
私の車に近寄ってくる男性。
ドキドキしながら顔を上げると、
そこには写真より少しだけふっくらした、
とても優しそうな男性がいました。
穏やかそうな人でとて安心しました。
軽く挨拶を済ませ、店内へ。
LINEや電話ではハキハキしたイメージでした
が、実物のコウジはとても落ち着いていて
平和な感じの男性でした。
そこから仕事の話、趣味の話、家族の話、
学生時代の話などお互いのことをたくさん
話しました。
ファミレスのドリンクバーで5〜6時間は
しゃべっていたと思います。
高校生みたいだよね、とか言いながら
一緒に笑っていました。
トイレに立ったコウジから私にLINEが
届きました。
「愛可ちゃん、かわいい❤️」
と。
私は「直接言ってよー(笑)」
とか返して、本当に若い頃に戻ったみたいに
コウジとのやりとりを楽しんでいました。
朝方までひとしきり話をして、
だいぶ打ち解けた私たち。
もう空が白み始めていましたが、
私はその日も仕事だったので帰ることに。
帰り際、バイバイするのを惜しんでいると、
「ちょっと来て」
とコウジが駐車場の奥の方へ
私を連れていきました。
つづく