起源前の古代にも、猫派と犬派はいたのだろうか⁈



尖った両耳にくりっとしたお目目、尻尾もある、、これって猫⁈



一見すると子供の落書きのようにも見えるのだが、ひとつひとつの線は30~40cmほどの幅があり、横は37メートルにもおよぶスケールで描かれているのだとか。



制作された年代はおおよそ紀元前200年頃と推定され、ハチドリなど有名なナスカの地上絵よりも古く、これまで2200年もの間、現代人に発見されることなく、この地に眠っていたのだ。

しかしなぜ、最近まで発見されなかったのか。ドローン技術の発展によるところが大きいようだ。

ちなみに猫のモデルは、アンデスヤマネコという野生動物。


この絵は、横長の体と頭を正面にしたいかにも子供が描くような構図で、口元が少し微笑んでいるようにも見えるのが印象的ですが、モデルとなったヤマネコの写真を見ればよく特徴を捉えている気もする。


このタイプのネコの絵は、今から約2500年前にペルー南部海岸で栄えたパラカス文化の陶器や織物の図像においては、頻繁に見られる表現なのだとか。恐らくは、本物の地上絵なんですね。