母没。69才の生涯。

アルチュウにとって、成長著しい期間が続いている。本日で、1升オーバー連続期間か4日に更新された。

初七日は、無し。

月曜日から、私の人生は継続が、また、始まる。

順番的に次は、私ですから!と、喪主の立場上巧くまとめて、久しぶりの兄弟妹の再会を、勇一の下手くその、演技力が怪しく輝き、葬儀のあとの淋しさは、なく隆二はオトボケを最後までつらぬき、真由美は、飄々とまとめ役。

家族だけの、お別れだけにしたかったけど、仕事を休む理由を報告する義務があるので、たくさんの花輪が届きました。

勇一は言うのさ。(兄ちゃん、行くばい!)

不吉な予兆など、吹き飛ばせばいい。

(わかった。待っとる。¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨)

返信を済ませると、黒いバスケットシューズを履いて  酒屋へとフラフラとフライングスタートを切る。

右側の肩凝り以外のストレスもなく、約一キロの散歩が始まる。

たまに、右側の肩をグルグルと後ろに回転させたりしながら、視線を右に左に変えながらゆっくりと歩を進める。

こんなに青空なのに午後から、天気予報は雨。

(馬鹿野郎!外れてしまえ!)

雨のシャワーは嫌いではないのだが、今日に限って  朝からの暇をもて余して、溜め息の出るような出来映えのオールバック。洗面台の下の空間から10年振りにポマードというのを引きずり出して俺は、いまクール。

なにかが起こりそうな予感が、目の裏側でグルグルとイメージをスタートさせて、いいかい?聞いてくれたまえ。家族会議で決定された本日の休刊日をラリった初老の男は、思い出した。
年度末を過ぎて  仕事量も落ち着き、最近  勇一とふらついている時に出会ったカクウチ出来る酒屋に、ちょくちょく奴と呑る機会が増えたのだが、一昨日も奴からメールで
(兄ちゃん、何しよる?:)    だと。

翌日から八連休を控えた  少しだけ作業服が汚れた初老の男は、
(今、家の駐車場で酒あけた:)
間髪入れずに返信する。

ゴクリ。ゴクリ。

俺の、ロングバケーションを知らせる喉元のピストルがスタートを告げた。

カップを口元に、また引き寄せゴクリとあと一口。季節外れの暑い1日に参った肉体に染み込むアルコールが、心地よい春の風と同化してほくそ笑みを浮かべた瞬間に、奴の返信を伝える電子音と、(はっとするような)痛みが右側の頬に流れた。