一昨日滲んだ空に見えたのは右側に首を傾げた様な笑顔の三日月。
だから、俺も左に首を傾けて唇の片方を、いつもの様に上げて挨拶を交わした。
師走の博多の街はネオンのドレスを纏っているからあの笑顔に気づいたのは、凄い偶然の塊みたいだ。
その夜の三日月