入道雲が不完全に形状を変えて ちんぽみたいな形の雲になってる。

那の津通りを 流していたら カラスの集団が 何かしら 俺に語りかけてきたけど 最後まで理解できなかった。

そのうちの一匹が 通行している 会社員らしき制服に身を包んだ若い女性を襲ってしまった。
信号待ちの 大通りでの出来事である。

(えっ?)

予測不能のアクシデントに 目を疑ったが いま まさに カラスが 人間を攻撃している。

女性の頭を嘴で 突き刺そうという 勢いである。三度攻撃を加えてヤツは 玄海灘の彼方へと 飛んで行った。

買い物帰りの婆さんの大根を狙うのならば 話は理解るのだが 何だったのだろう。ヒッチコックの映画を少しだけ思い出したら 信号が青へと替わり 埠頭を 右へ曲がった。

今日の俺は 真剣に タクシードライバーを 演じている。

開始から3時間で予定より 大幅に少ない 1人しか 客を 運んでいない。
昨日までは 確かに 乗せたくはなかったさ 。
でも 今日は 誰人でもいい。目的地まで 旅をしたいのに 群衆は 俺にソッポを向けている。

前半戦は散々な結果に終わり 俺は愛想を尽かした中洲で 後半戦の勝負を賭けた。自身の酒癖の悪さには 定評があるので 酔っ払いは 出来るなら乗せたくはないと思っていたけど 綺麗事はこの際 言ってられない。

しかし 皆さん アルコールを身体に 染み着かせても紳士なんだな
俺の酒癖の悪さが これにて キチガイと証明された事になる。

結局 3万円を少しだけ
越えたところで 朝がきた。

物凄いペースを 体験することが出来て 恥ずかしながら 自信が ついた。

しかし 次の乗車では (昨日の12時から今朝の7時まで) 1万7千円しか 売り上げが無くて
落ち込む事となる

しかし ドライブメンから タクシードライバーへと 少しは進歩したかな。

そして 腐るほどに 寝息をたてて 死んだように
眠った。納得できる 睡眠密度を 思い出し始めている。