土曜日の18時からのFMラジオを聴くために その時間帯は何かと理由を付けて外出するのが最近の習い。
ポンコツ車に乗り込み エンジンにスイッチを入れたら チューニングを84.8に合わせる。福岡シティのNHK放送にセット完了。
さあ ドライブの始まりだ。

この時間帯は50分間 ティンエージのパーソナリティーが身の回りの大人たちのリクエストに応える番組が流れている。
懐かしいメロディーに今の自分をリフレッシュさせる目的の為 毎週楽しみな時間の一つになっている。

パーソナリティーの彼女たちの両親や周りの大人たちの年齢は 俺と同世代だから 俺がティンエージの頃に口ずさんでいた唄が 時短しとリクエストされている。
自然とハンドルを操作する表情にも笑顔が産まれる。あの頃の 何が次にセットされているのか解らないジュークボックスのようなエキサイティング。そんな感じ。

コイン一枚の価値は変わってしまったさ。それは理解っている。でも曲の価値は昔のままだぜ。

切ないフレーズと共に見た 鈍よりした夕暮れを思い出に変えて ダウンタウンの見慣れた景色に別れを告げて 週末が始まる。唇の片一方を吊り上げれば 何もかもが 上手くいく予感。

そんな俺を見つけ出したカラスのかあすけの野郎が 小春日和の風と共に山から降りて来た。

(阿呆ー。阿呆ー。)

春の訪れらしい。