見上げる西の空は鈍より鼠色。17時の時報はいつものスジャータ。
街が一秒毎に暗闇に呑み込まれていく 黄昏の時間帯が続いている。雨が降り続いているので嫁さんのパート先まで迎えに来ていた。立体駐車場の屋上から景色を見て待ち時間の友としていた。覚めてしまった缶コーヒーを飲み干して通用口まで移動を開始する。
交通量の多さに紛れもない冬の奴の姿を実感しながらノロノロとスロープを下って行く。
あらら。たった数分で街は闇の中…。やる気の無いお天道様を尻目に合流は成功した。(お家へ帰ろう。)週末の夜はご褒美。この時を味わう為に生きて居るのかも知れない。交差点の信号機が青に変わって右折するとパート先の建物にネオンが灯った。もう街はすっかりとクリスマスバージョンに移行を遂げている。カーラジオを聴きながら助手席のドラえもんみたいな女性と時を分かち合う。25年前から毎年飽きることなく同じ時間を共有してきた彼女。(今日はお客さんがバリ多かったと。)博多の訛りで語りかけてくる。
(もう 晩飯作らんでよかよ。ゆっくり休めばよか。うまかっちゃんが残っとったろ。そっでよかばい。)…
すっかり博多訛りに染まった老夫婦。
俺はこんな ありふれた週末の積み重ねでいい。それだけでいい。
家路までの僅かな二人だけの時間を漫才みたいな会話で満たして何気なく(ありがとう)
を伝えた。
街が一秒毎に暗闇に呑み込まれていく 黄昏の時間帯が続いている。雨が降り続いているので嫁さんのパート先まで迎えに来ていた。立体駐車場の屋上から景色を見て待ち時間の友としていた。覚めてしまった缶コーヒーを飲み干して通用口まで移動を開始する。
交通量の多さに紛れもない冬の奴の姿を実感しながらノロノロとスロープを下って行く。
あらら。たった数分で街は闇の中…。やる気の無いお天道様を尻目に合流は成功した。(お家へ帰ろう。)週末の夜はご褒美。この時を味わう為に生きて居るのかも知れない。交差点の信号機が青に変わって右折するとパート先の建物にネオンが灯った。もう街はすっかりとクリスマスバージョンに移行を遂げている。カーラジオを聴きながら助手席のドラえもんみたいな女性と時を分かち合う。25年前から毎年飽きることなく同じ時間を共有してきた彼女。(今日はお客さんがバリ多かったと。)博多の訛りで語りかけてくる。
(もう 晩飯作らんでよかよ。ゆっくり休めばよか。うまかっちゃんが残っとったろ。そっでよかばい。)…
すっかり博多訛りに染まった老夫婦。
俺はこんな ありふれた週末の積み重ねでいい。それだけでいい。
家路までの僅かな二人だけの時間を漫才みたいな会話で満たして何気なく(ありがとう)
を伝えた。