昨日から ぐずついていた空模様は機嫌を損ねたまま。暗闇の部屋の中で雨音だけを聴いている。暫く暑い日が続いていたので 迎える朝は心地よいものになりそうな予感がする。本日は戦争の恐怖と愚かさから仮に解放された日。決して記念日なんかじゃ無いって事を肝に銘じて生きていこうと思う………。だから偽善的な涙を流している暇は無い。降り続く雨のみが鎮魂歌であり真実の涙なのだろう。俺はただ酔い醒めの身体で その懐かしい音を追いかけるだけで、追いつく事も追い抜く事もない。記憶の中の悲しみのぺ一ジから何故だか笑顔の父親の映像が届けられた。「どうにか やってるよ…」それだけを告げた。今年は墓参りに行けなかった。足が麻痺していて真っ赤なポルシェのような軽自動車をどうしても運転できなかった。もうすぐ夏も終わる。