人間とは感情の生物である。しかし、心の奥の一番深い場所に陣取っている信念という俺が俺である理由の一つに勝る事は不可能だった。逃げる事も隠れる事もしない。逆境だろうと不運だろうと何でも掛かって来い!人間は底辺まで落ちて性根を据えた瞬間に勝利が確定するって事を思い出した。ああ…俺は初老のヨボヨボボクサー。ハングリー精神も忘れかけて 豚のように太り、落ち武者の晒し首のように禿げあがってはいるが まだ大丈夫だとほざく自信に嘘は一切無い。自分を信じて生きていくのがどれほど しんどいか。よくわかっている。「Do it boy!」の中の親父にはなりたくないや。福岡シティでふたつしかない夏空が見える山奥にこれから向かって眠ってこよう。