何の生産性も有せずに牙だけを磨き続ける日々は退屈であり破滅へと向かう方程式の答えのみ正解を続けていく。僅かな可能性がある限りコジンマリとした消極的な選択ばかりを選び続けてしまう。ちっぽけな解答を出したところで俺物語に進展は無い。人生の起承転結の「転」を本物の存在にするためには 僅かな可能性というものを あえて捨ててしまう事から始めなければ スタートすら切れないと 俺の魂が駄々をこね出して仕方ない。結局 その選択を出さないと 次なる展開には進む事すら出来なくなる。 「人生なんて博打たい!」と感情的に熱い俺と「お前 独りの人生じゃなか!守るべきものを優先せんか!馬鹿たれが!」と保守的に熱い俺が勝負して解答を出した。野球に例える。9回裏 2アウト満塁。スコアは8対7で1点のリード。カウントは2ストライクノーボール。相手の打者はこの試合5打数5三振とタイミングがまるで合って無い。高めに全力で投げれば きっと打ち取れる。俺は渾身の一球を奴の尻目掛けて投球した。あとはリリーフ陣にまる投げ。全身全霊で作り上げた地区予選の決勝戦をリセットしてマウンドを降りる。これでいいんだ。明日からは水泳で世界を目指せばいい。後は 己を信じてベストを尽くすだけだ。