母指CM関節症(発症から手術まで) | ラビたん&レオ&キアラの成長日記

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2015年2月26日生まれ(推定)ライオンラビットのラビたん♂と
2016年6月26日生まれ風船うさぎモコちゃんの孫、レオ♀と2羽の子供キアラ♀2017年8月27日生まれの成長記録を綴っていきます。


先日、母指CM関節症の関節固定術の手術を受けました。

手術が決まってから同じ症状で手術を受けられた方々のブログを読ませて頂きイメージを固めてきました。
今後手術を受けられる方の参考になればと思い自身の記録も兼ねてアップさせて頂きます。



昨年1月頃から物を掴んだりペットボトルの蓋を回すのに痛みを伴うようになり
仕事はもちろんですが、私生活にも影響が出てきました。

4月末になり椎間板ヘルニアでお世話になっている整形外科で受診、診察結果は『母指CM関節症』でした。

先生からは、『教科書に載ってるみたいに綺麗に亜脱臼してるね』と何だか褒められたようなコメントをいただきました。

まず、保存治療って事で湿布を使ったり、ブロック注射、サポーターの着用で様子を見ることに・・・
改善が見られない場合、手術の選択肢もあるとの説明を受けましたが『テニス肘』になった時も同じ説明を受けていつの間にか治った経緯があったため楽観視してました。


サポーターを着用してても仕事していると痛いんですよね💦
それでも年明けまで頑張ってはみたものの保存治療では改善されず痛みは増すばかり。
先生に相談して『手の外科』がある大きな病院への紹介状を作成していただき、1月中旬に受診しました。

紹介された病院で改めてレントゲンを撮影、先生に見てもらうと、『ステージで言うとです』と手術日が直ぐに決められ(私の強い意志もありました)その日は時間がまだあったので手術前検査も済ませてきました。

手術方法は対話のうえ『関節固定術』に決定。
男性には向いてる手術方法です。
ただ、デメリットも・・・

腕立て伏せが右手は親指だけ指立て伏せになります。
床にピタっと手のひらが付きません。関節を固定するため稼働域が限られ、どうしてもフラットな状態に開けなくなります。
もう一点、土台を達磨落としみたいに抜くので指が5mmほど短くなります。
※この結果、指相撲が不利になります(笑)


2月5日に入院。

何度も家族の見舞いで来てるので知ってましたが一人一人のスペースが広くて相部屋のイメージが変わりました。

本当はこの日に事前検査をするそうですが、診察時に済ませていたのでノンビリ過ごさせていただきました。


手術をすると帰宅するまで入浴できないそうなのでシャワー(浴槽は事故防止の為ありません)の予約をし、看護師さんから麻酔をする所のムダ毛処理をするよう指示されたのでカミソリをお借りして処理しました。

夜に眠れなかったら薬を処方して下さるとの事でしたが眠れる自信があった(根拠なし)のでお断りしました。(後に後悔💦)

隣のお兄さんが足の骨折で症状が酷いのでしょうか、機械が設置してあり、プシュープシューとエアーの音とモーター音がかなり気になったのと、夕食の少なさでの空腹とが重なり一睡もできませんでした。

睡眠薬貰っておけば良かった・・・

(手術をして下さった先生です。画像はHPからお借りしました)

2月6日、手術当日。
8時45分からの手術予定。

朝早く妻と妻のお母さんが来てくれました。
二人に見守られながら手術着に着替えて付き添いの看護師さんと歩いて手術室へ~

人生初の手術!
ワクワク8割、ビクビク2割で手術台の上へ。

左手に点滴、足の指や胸にも何か取り付けられ着々と準備が進められていきます。

まずワキに麻酔を2本(3本だったかな?)、瞬間指先に電気の様な衝撃が!!

どの指に衝撃が来るか先生に伝えるよう指示され、それを聞き麻酔の効きを確かめている感じでした。

まだ指先は自由に動きますが徐々に腕の感覚が麻痺してきます。
何かでツンツンされ感覚の有無を聞かれました。
ツンツンが痛いので麻酔は完全に効いてません。
追加で2,3本、手の甲に麻酔を打って頂きました。(手術後、看護師さんに伺うと私は麻酔が効きにくかったそうです)

何だかんだで麻酔が効いてきて、いよいよ手術です。

音楽やヘッドホンの希望を聞かれました。
私は『特に要りません。ピッピッピッって機械音で大丈夫です。』、ちょっと笑われました😁

どうやら変な人と思われたかもしれませんね(笑)

でも気付くと、サザンのCDが流れてました。

骨を削る音など手術の際の音がトラウマになる人もいらっしゃるそうです。

あ、書き忘れてました!
手術は全身麻酔ではなく伝達(局所)麻酔ですから意識はハッキリしてます。

腕に消毒液を塗られ、
(目を閉じてないと消毒液が入った時しみます)

次に上腕をゴムチューブで縛り血流を止めます。
これは一時間も過ぎると痺れて気になってきますので無理に我慢せず看護師さんに声をかけた方がいいと思います。

最後に手術の様子が見えないよう(?)腕と顔の間に鉄の棒を移動して布を被せて手術スタートです。

患部の様子は横のモニターで確認できますが・・・モニターには骨しか映りません😁
レントゲンの動画を見ているようでした。

『ただ今より◯◯手術を行います。宜しくお願いします。』と先生の開始の挨拶の後、『メス』←ドラマと一緒だぁ~(笑)

助手の先生が腕の角度を変えたり外した親指を支えている感じでした。(感覚が無いので予想です)
ドリル・レーザー・金槌・トンカチノミ・・・骨を排除するための道具も次々と登場してきます。
金槌とノミは麻酔が効いてても振動がきます。
そう言えば、高校の時放置した虫歯が悪化して顎の骨を削った時にも金槌とノミが使われたなぁ~😅
それよりは随分マシです。

聞こえてくるピッピッピッって一定のリズムは(一睡もしてないので)睡魔が襲ってきます。
寝てしまっては勿体ないので時々看護師さんと話して睡眠と闘ってました。

不要な骨を削った後、親指をボルトで固定するため親指と土台双方にドリルで穴開け。

2.4cmと2.8cmのボルトを『❌』の形で固定。

『よし!ピッタリ!』等々・・・
先生方の会話がよく聞こえてきてリアル感が増します。

切った患部を縫ってる感覚が少しありました、終わりが近づいてきてるのですね。

暫くすると看護師さんから『もう終わりましたよ、レントゲンで確認して良ければギプスして終了ですよ。』と声をかけてもらいホッと一安心。

ギプスで固められた右腕が私の元に戻ってきました。
麻酔が効いているので右手は自由に動かせません。
ただの重い肉の塊でしかない感覚です。

麻酔が切れるまで左手で肉の塊を支えてないとギプスでカチンカチンの腕は凶器になりかねません。

実際、手術台から起き上がる前に一回顎にヒット!

病室に戻るときは左手で支えながら車椅子で戻りました。


患部を心臓より上にしてないと血が溜まり腫れてしまい痛みも増すそうです。
なので、起きてる時は写真の様にしていました。


少しして執刀して下さった先生がレントゲンのコピーを持ってきてくれました。
ボルトの『❌』がよくわかりますね。
先生方の手もホネホネです(笑)

夕食も終わる頃、段々麻酔が覚めてきました。
メスを入れたので当然それなりの痛みはありますが・・・先生や看護師さんに脅された程の痛みではありません。
整形外科で2週間間隔で打っていたブロック注射に比べたら屁でもありません(笑)
これはなかなか痛かったです。

退院までの期間、痛みをあまり感じないって言ってたら看護師さんや薬剤師さんに驚かれてましたから、やはり他の人とは違い痛みに鈍感みたいです。

退院は2月8日、計画書通りに退院できました。

服装は袖口が広いセーター、ギプスがギリギリ通りました💦
コートの袖は流石に無理でしたね。

ベストタイプのダウン等が便利かと思います。



入院中にAmazonでギプス生活に必要な物を注文しておきました。

これはサポーターとしての使用が正しいのですが私はギプスの白さが嫌なので白い部分を隠すために使ってます。


巻くとこんな感じです。

今日、紹介状を書いてもらった整形外科に腰のリハビリに行った時に先生に聞かれて理由を話すと笑われてしまいました。


こちらは入浴する際に使う物です。
入口がシリコンになってて水分の侵入を防ぎます。
なかなか使える代物ですよ😊

手術から2週間後抜糸、経過良好ならギプスは脱着式のプラスチックのギプスに変更となります。

2ヶ月ほどの短い間でも利き腕が使えないのは考えていたより不便ですね😅