simopathのブログ

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夜の闇が徐々に薄まり紫色になっていって更に色が薄まりはじめると、

そこにオレンジ色が混ざってくる。

オレンジ色が強まると薄まった紫色は水色へと変化して、

空は海と太陽を感じさせるカクテルのような配色になる。



一日の活動の予感を孕んだ凛とした空気。

背中を優しく後押ししてくれる清々しい雰囲気。

夜が終わることではじめて一日を終わらせることができる人達への労いの静けさ。



人によって感じられる様相は違えど、

空が闇からカクテルに変わるまでの時間は僕にとっては特別だ。



どこにも属さない時間。

どこにも属さない自分。

まるで、

年齢などなくなってしまったかのようだ。



未来と過去から切断された静けさ。

現在。



ナイトクルージングの最後に訪れるこの特別な時間は短い。

その短さは、その時間の印象を余計に強める。

儚さとは、

そのようなものなのだろう。