以前私が神奈川県動物愛護センター(平塚)に訪問した時、
応対していただいた方に県内の保護や譲渡、そして殺処分に関して親身に説明をしていただきました。
当時県内には4箇所の保護(愛護)センターがありました。
横浜・川崎・横須賀そして平塚の神奈川県動物愛護センター(県央地区)
保護センターを訪れた事のある方はわかると思いますが、寒気のするような雰囲気と目を覆いたくなる煙突の姿

それでも担当者の話では『今はあの煙突は使われていないんですよ』と言われ少しホッとした自分が居ました。
でも実際に殺処分されてる子たちが居ない訳ではないんです。
その後センターに足を運んではいませんが、財団法人神奈川県動物愛護協会のHPでは先のグラフの示すように多くの殺処分が行われています

http://www.kspca.jp/
そのHPの中に
【どうして行政は犬猫を殺処分するんですか?】
の問いに対しての回答がありましたので記載させていただきます

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「動物の愛護及び管理に関する法律」 の中に以下のような条文があります。
行政は「…犬又はねこの 引取りをその所有者から求められたときは、これを 引き取らなければならない(同法第三十五条第一 項)」
この規定は「…所有者の判明しない犬 又はねこの引取りをその拾得者その他の者から求め られた場合に準用する(同法同条第二項)」と書かれています。
つまり、行政は一般から犬や猫の引取 りを求められたら、それに応じなければいけません。
そして、この引き取られた犬や猫が、保健所や 動物愛護センター、動物保護センター等で殺処分されています。
しばしば動物愛護に意識の高い方たちは行政に対して、
「なぜ殺処分をするのか?」
「新しい飼い主を探して譲渡すればいいじゃないか?」
と抗議をすることがありますが、
現状として各自治体に持ち込まれる動物をすべて譲渡することは非常に困難なことです。
平成20年に全国の自治体に持ち込まれた動物の数は、
犬が113,488頭(うち幼齢が22,678頭)
猫が201,619頭(うち幼齢が150,752頭)
計315,107 頭(環境省調べ)にも昇り、
1日当たり863頭の犬や猫が何かしらの理由で"不要"となり、当該機関に引き 取られているのです。数の問題だけではありません。収容される動物の中には、
犬では人を咬んでしまったり、猫では生まれて目も開いていないような状態だったり…
それを担当職員の方たちが譲渡を行える状態まで、飼育管理することは非常に難しいことなのです。
もちろん、行政も全く何もしていない わけではなく、なるべく殺処分しないで済むように 返還・譲渡にも力を注いでいます(自治体によって 温度差はありますが…)。
平成20年度に全国自治体で返還・譲渡された動物の数は、
犬が33,351頭 (うち負傷が577頭)
猫が8,810頭(うち負傷が499 頭)
計42,161頭となっており(環境省調べ)
この数は年々増加しています。
このように、"殺処分"という行為を行っているからといって、行政を責めることは間違っています。
その原因を作っている、動物を持ち込む側に問題があるのです。
では、なぜ動物たちは保健所等に持ち込まれるに至るのでしょうか?
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これで次のテーマに話は変わります…
これって殺処分をしてる事に対しての回答になってます?┐(-。ー;)┌
たしかにセンターの誰1人として一匹でも殺処分など望んでる人はいません!
懸命に譲渡先を検討し、二度と出戻りにならないように譲渡会参加資格という勉強会を行っています

回答文には書かれていませんが、
保護した子たちの命を繋いでいくにはお金がかかります…
彼らの暮らす箱ものスペース
食事代・医療費
職員の人件費
しかし…
それを理由に殺していいという事にはならないハズ
殺処分数は減少してきては居ますが、
それは民間の身を削った行為が大きいと思います。
知り合いにも
個人でセンターから猫を引き出して譲渡活動をしている方…
体調が悪くても寒空の中いわゆる地域猫にご飯をあげに行ってる方…
さらには不憫な赤ちゃん猫が増えないように苦労して確保し避妊去勢手術をしている方…
こういう方達の行為が大きな力となって殺処分数の減少に繋がってるのだと思います。
だから、考え方は色々あるのでしょうが、決して彼らの行為を否定したり非難したりしないで欲しいのです

そして、飼ってる方は決して棄てないで下さい

安易にセンターに連れて(棄てに)行かないで下さい

『アタチも地域猫でしゅ

『避妊しました


ゴン太も地域猫でした(≡・x・≡)
居なくなってもう4年になるかな

どこかのお家で暮らしてると願っています…(∋_∈)
長々とすみませんでしたm(__)m
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