ソーラーパネル(太陽光発電)の落とし穴 | あひる保険ドットコム 兵庫県の保険代理店

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兵庫県西脇市で、アフラック募集代理店をやっています。

「巣作りスポット」 太陽光パネルにハトの糞害の落とし穴
 原発の安全神話が崩壊し、代替エネルギーのひとつとして注目が高まっている太陽光。震災後はソーラーパネ..........≪続きを読む≫

こんにちは。

今日はアメーバニュースからの引用になります。

タイトル記事を見てハッとしました。


え~、「鳥の巣とフン」によるソーラーパネルへの被害って?


今はアフラック(生命保険)の取扱いだけですが、以前、私は神奈川県で損保代理店も

やっておりました。
その時、提携していた工務店さんから、新築物件の火災保険を数多くご紹介をいただい

ていた時の話です。


はっきり統計を取っていませんでしたが、そこからのご紹介を含め2009~2011ごろの

火災保険をご契約いただいた新築物件は、屋根に太陽光発電設備の搭載されたおウチ

が約50%くらいはあったように思います。


物件の引き渡し前後に火災保険をご契約いただいていたのですが、

「いや~太陽光発電って良いですよね~、売電もできるし、補助金も出るしおまけに火災保険も安くなるし。」
とのんきなトークをお客様にしていた記憶があります。


エコへの関心が集まり、電力会社への売電、国や県から補助金や助成金があり

(住んでいる市町村によってもあり)、
火災保険においても、※「発電エコ割引」
があるということで、社会全体で推進しようという

仕組みや空気があり、優遇されていたので一気に普及していったように思われます。


※(発電エコ割引については保険会社によって名称が異なったり、契約内容に

 よって割引自体がないところもありました。)


新築で火災保険をご加入いただくお客様は、だいたい住宅ローンを組まれていることが

多く、契約は2~30年といった長期がほとんどだったので、契約後はあまりお客様と

会いする機会が少なく、ソーラーパネルのことなんか忘れ去っていました。


確かにソーラーパネルって屋根の上でムキ出しだから、いろんなリスクがあったんだ

なぁ~と再認識しました。


①「メーカーの出力保証(10年)」
②「メーカー・施工・販売業者の災害補償制度や点検サービス(有償/無償)」
③「火災保険による補償」


①と②は工務店の担当者あるいは下請けの施工業者さんが説明していたので、

ここでは省略します。

③の説明として、パネルは建物の一部とみなし、ソーラーパネルを含んだ請負金額が

 そのまま、火災保険の保険(契約)金額だったので、
 「ソーラーパネルはご安心ください。ご加入いただいた火災保険

 は、もしもの火災や落雷、風・ひょう・雪災、または物体の落下、

 ご契約内容によってはオールリスクで補償されます!!」


 と半分威張りつつ説明していました。


※保険会社、ご契約内容により、補償される範囲や免責金額などの設定が

  ありますので、該当される場合はご加入の保険会社等にお問い合わせ

  ください。


なので、改めて考えました。

鳥からの被害はどうなのか?


パネル自体に衝撃等の外部からの力が加わって壊れない限り、鳥の巣の撤去費用、

フンによる屋根やパネルの清掃費用はどうしようもないと思います。

※火災保険の中で、会社によって「オールリスク」と言ったり、「破損・汚損補

  償」という補償項目あります。屋根や パネルを清掃することにより、機能

  が戻る場合はその項目をつけていても、補償されない可能性が高いと思い

  ます。


ま、工務店や施工業者も体験などにより、気づいてところもあったのかももしれませんが、

さすがに「想定の範囲外」というところなのかもしれません。


なので、これからますます太陽光発電は普及していくんでしょうから、我々ユーザーは

手の打ちようがないので、この件は、コスト面も踏まえたうえで、鳥の巣ができないよう

に、メーカーや施工業者一体となった対策を講じていただくしかないでしょう。


太陽光発電に対し、壮大なプロジェクトを提案されているあの方はこんな細かいことは

考えてないでしょうね(考えていたらスミマセン)。


家賃踏み倒しやコストが予想以上かかり、物件からあがってくる家賃の利回り(回収)

が思ったほどあがらないリスクがあるアパートオーナーの問題とある意味似てますね。


意外な歩留り(リスク)のお話でした。


それでは また。