僕はそっと熟れた彼女の中をさぐる。のぞみは白い頬にうっすら紅をさす。
伏し目がちに僕の方ににじり寄ってくる。
額から鼻先にかけてのるゆやかな曲線は実に平安時代の絵巻物に登場する高貴な雰囲気をまとった女性のようである。目はひとえで眼は実に愛らしい少女の好奇心に満ちた輝きがある。夜になったら豹変するのだけれども。
僕は彼女の内部へ自分自身を投入する。やさしく包み込むような感触はまさに明太子天井である。この居心地のよさ、僕は1年間カキためた想いを彼女に伝えようとした。しかし、ナニからはなしていいかわからないうちに、のぞみははっしゃした。
軽い加速を脊髄に感じ、更に加速度を増す。車窓からは何も見えなくなった。のぞみは本気になってどんどんイク。いよいよ本州に上陸するのだ。気圧のせいで耳が痛い。
それ以上にこうやって、会社でこの駄文を書いている自分に、望みを託した上司の言葉というのも、耳が痛い・・・・・・・このくだりはいらんなあ。
気が付いたら夢の中にいたのだろう。もうどれぐらいの距離を超えたのか?ぼんやり考えていたがはっきりと居場所が解らなくなっていた。みどりとのぞみの圧倒的な違いは「ゆれ」である。在来線でありレール幅も異なる田舎娘と近代的なハイソな彼女を比べてはお互いに失礼なのだろうが、まあ、ゆりかごの中に近い感覚は?と聞かれればのぞみしかいない。東北の方に「最大やまび子」という娘がいるが、乗り比べた限りではのぞみに軍配があがる。やまびはしかし、いいものでもあるがここでは書けない。
僕は煙草が吸いたくなり、フラフラと通路を歩きだした。ここは12号車、喫煙室が15号車にあるという。これはアンビリーバボー。切符拝見に来た車掌さんに「マジすか!!」12連発をお見舞いしたぐらい、衝撃的な事実なのだ。JRというのはとっくにすべてにおいて禁煙をしたものと聞いていた。
しかし、気がつけば佐世保駅のホームの端っこには灰皿と喫煙コーナーを示す白いペンキ(幅約10㎝)で1メートル角に線引きされていた。
で・も・ね・・・
煙草吸うでしょ、火つけて吸い込むよね、吐き出すよね、煙が風に乗るさね、風はきまぐれね、向こうに吹いていくっしょ、その先には・・・夏休みであるから家族連れおおいっすよ。
お父さんは慣れないリュック背負ってベビーカー押して短パンからはみだした色白いひざウラに汗かいてるし、お母さんは乳飲み子を大切に大切に胸に抱いて左のひじのあたりに「ふくさやのカステラ」のビニール喰い込んでる訳ですよ。
意味わかんないか・・・やはり煙草は他人の迷惑になるので、公共の場所はすべて完全分煙にしましょう。
これっす。