改子のmy Pick
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痛み止めって本当にありがたいお薬ですよね![]()
頭痛や生理痛で家事や仕事が手につかなくなるのは困ります。
一生懸命頑張る人ほどとりあえず、その場をしのぐためにのむ痛み止め。
これが月に2,3回のむくらいならそこまで心配はいらないかもしれません。
でも、徐々に回数が増えていく人も多いのが現実。
とりあえずその場しのぎにのんでいた痛み止めを10年、20年とのみ続けていった場合、どうなるのでしょうか?
もちろん何の影響もなく元気な人もいると思います。
でも、私の知っているお二人の20年後はそうではありませんでした。
一人の方は70代の女性。彼女は高血圧で薬を飲んでいました。
最近はなかなか血圧のコントロールが上手くいかなくなり、腎機能値も悪くなってきていました。
70歳を過ぎていらっしゃいましたが、「仕事を辞めるなんて死んだも同然」とおっしゃって毎日仕事に出かけるバイタリティーのある女性でした。
そんな彼女が「20年以上痛み止めをのんできたことが悔やまれる」とつぶやいたことがありました。
それから数カ月後に彼女はくも膜下出血で呆気なく亡くなってしまいました。
もうひとりの方は、70代の男性。頭痛で毎日痛み止めを何十年も薬局で買ってのんでいる、という方です。
腎臓が悪くて病院にかかっていました。腎機能が悪化していき、このままでは人工透析をしなければいけない、と言われるまでになっていました。その頃、彼が毎日頭痛薬をのんでいることを知った私は、頭痛でのんでいる痛み止めも腎臓には影響するから先生に相談するように話をしました。何十年ものんでいる薬だからそれは関係ない、と自己判断した彼は先生に相談はしてくれませんでした。
私は直接先生に彼の痛み止め服用の件を相談しました。
先生に腎臓に負担のない痛み止めを処方していただき、その男性にはそちらをのんでもらうようにしました。
その後は腎機能の悪化が治まり、数カ月後には透析の危機は回避でき、「このままこれまでの治療で様子をみていきましょう」と言われたと喜んでいました。その方は今もその治療を継続中です。
痛み止めはここ20年くらいで急激に私達の身近な気軽に手軽にのめる薬として存在感が大きくなった薬だと思います。
今は小学生の頃から頭痛でのんでいると言う人も増えてきました。
先ほど紹介したお二方は、痛み止めをのみ始めたのはせいぜい50歳くらいから。
そう考えると、10代、20代からのみ始める人が増えている現状はちょっと心配になる私です。
痛み止めをずっとのみ続けた先の現実を少し知って頂きたくてご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました![]()
