2023年第3回議会での一般質問①
第3回定例議会(9/1~9/29)での一般質問「新型コロナワクチン接種後の健康被害救済制度」について報告します。<質問/佐野>新型コロナワクチン接種後に深刻な健康被害を訴え、国の「予防接種健康被害救済制度」で医療費・障害年金・死亡一時金・葬祭料の補償を申請している件数は2023年8月31日現在、全国で8,667件に上り、4,098件が認定、587件が否認、3,920件が審査中となっています。「予防接種健康被害救済制度」は、厳密な因果関係を必要とせずワクチンとの因果関係が否定できない場合に認定され、新型コロナワクチン接種では重大な副反応として死亡一時金や葬祭料といった死亡例も210件認定されています。 そこで、新型コロナワクチン接種後の健康被害救済制度について、習志野市における健康被害救済給付の申請状況を伺います。<答弁/市長>予防接種後の副反応には、発熱や腫れなどの軽い副反応と脳炎や神経障害などの「健康被害」と考えられる重い副反応があります。予防接種法に基づく予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合には「予防接種健康被害救済制度」を受けることができ、市が請求窓口として受付、医師等で構成される「習志野市予防接種健康被害調査委員会」に諮ります。その後、厚生労働省の「疾病・障害認定審査会」で審査され、2023年8月31日までに4,098件が認定、587件が否認、判定保留が62件となっています。本市における健康被害救済制度の相談件数は2023年8月31日までに38件、申請件数は2021年度に1件、2022年度に5件の合計6件となっています。<質問/佐野>本市の新型コロナワクチン接種について接種回数ごとの接種者数を伺います。<答弁/部長>習志野市の接種状況は、1・2回目は2021年12月31日時点の人数で、1回目は139,194人、2回目は138,115人です。3回目以降は2023年9月3日時点で、3回目は117,056人、4回目は81,395人、5回目は41,085人、6回目は26,953人となっています。<解説/要望> 新型コロナワクチン接種の健康被害救済制度の認定件数は、新型コロナワクチンを除く過去45年間(1977年2月~2021年12月)の全てのワクチン(24種類)の認定件数3,522件を約2年半(2021年2月17日~2023年8月31日)で超えている状況です。習志野市民の新型コロナワクチン接種の健康被害状況と健康被害救済制度の認定件数などについては次回に報告します。