翌日、会社へ診断書を持って行き、療養のため2ヶ月間の休業の話と、仕事の引き継ぎをし帰宅
今まで乗り越えてきたことに白旗を上げたような、もう仕方がないと、自分を諦めたような気持ちでベッドに横になり、今までの心理的葛藤や業務から離れることができる安堵感、休みなさいと言われたような安心感で気持ちが少し楽になりました
そして、心身がいかに疲弊していたかを横になりながら実感、過緊張状態になっていた自分にも気がつきました
こんなに楽に横になれるのはいつぶりだろ・・
それから1週間は、ほとんど横になりながら"何もしない"生活を送り、明日のことは考えなくていい環境の中で過ごせることに、不思議な気持ちにも
今までも体調不良で休んだことがありましたが、そんな時は、自分が怠けているような罪悪感と不安で休んだ気になりませんでしたが、診断書というのは"許可証"のような効力があり、心理的にはかなりの違いがあります
そんな日々を過ごしていく中、身体・精神的に落ち着いてくると、医師との問診の中で出た「複雑性PTSD」のことが気になってきました
今までも心の中では何となく感じていたことでしたが、はっきりと医師から告げられたことで、やはりそうだったんだなと
ネガティブな感情や不安、自信のなさはすべて自分のせいだと思い込んでいたことが、あなたのせいではない・・と言われているような感じでした
確かに、今の症状はうつ病
その原因となるものが複雑性PTSD
特に 3~10歳の間に受けたトラウマは、その後の人生に大きく影響するそうで、まさに三つ子の魂百まで
私の場合は、幼少期から小学生時代に情緒不安定な父親から受けたトラウマ→暴言・罵り・体罰が激しく、いつ父親が暴れたり殴るかわからない家庭環境でしたので、常に怯える幼少期でした
私が高校生になり、体も大きくなった頃は暴れる父親を力ずくで抑えるようになりましたが、精神的な傷は別物とのこと
若い時は気張って、トラウマと戦いながら社会生活を送ることができても、加齢による体力・気力の低下が出始める頃に、この心の傷の影響が出やすいようです
確かに
今まで何とか踏ん張ってこれたことが、なんでこんなに疲労したり憂鬱な気持ちになるのか
こんなことでは生きていけないと、ずっと自分を責め続けてました
「父親を恨んだことがあった?」
医師からそう問われましたが、不思議と恨んだ記憶がなく、過去のことは仕方がない、自分がしっかりさえしていれば問題ないと生きてきたことを伝えると
「自分が悪いと思ってたんだね、そうやって父親からお前が悪いと刷り込まれたんだよ」
私がずっと感じていた自己否定感
そうだったのかと
そんなことを思いながら封印していた過去へ
心の旅のように、色んな事を思い出しておりました。
〜③へ続く〜