2024年、スペインの異色ホラー映画。

ラウル・セレッソとフェルナンド・ゴンサレス・ゴメスの両監督の作品となっている。

 

出演は、ソリオン・エギレオル、 グスタボ・サルメロン、 パウラ・ガジェゴ、アイリーン・アヌラなど。

 

記録的な猛暑に襲われたスペインのマドリード。日に日に気温が上昇していくある日、ナイアの祖母ロサが、祖父マヌエルの目の前でバルコニーから突然身を投げた。

 

その日を境に、マヌエルの様子もおかしくなってしまう。

 

マヌエルの息子マリオは、ロサが飛び降りたことによるショックのせいだと考えるが、マヌエルの様子は日々悪化していき、ついにはマリオら家族に対して殺意を向けるようになる。一方その頃、最高気温を記録した街は、奇行を繰り返す老人たちであふれかえっていた…
 

面白かった。
高齢者介護と地球温暖化を組み合わせたホラー、それだけでも「ん?」と引っかかった。

ラジオからは高齢者は特に水分を取ってくださいと注意喚起、これって2024年夏の日本か?


おかしな行動を取る老いた親に対する子の態度になんとも言えない嫌悪感を感じた。

介護の大変さで疲弊する子、それでも祖父になつく孫。この家族どうなるんだと介護や老後問題考えてるうちに気温上昇、どんどんおかしな雰囲気に。

熱波で老人が狂っていくっていうのが気になって目が離せない。

まさに日本、っていうか世界的な「異常気象」なんだろう。

一つ一つは新しさはないが「おっ」と思わせたり唖然とするラストシーン。

こんな展開もありなんですなぁ。

 

詳細は見たほうが良いと思うので、このあたりで。

 

星5つ満点で3.5はあげられるかな。