2024年、日本のオムニバスホラー映画。
寺西涼監督作品。
この監督、怖い映画では知られた存在である。
出演は、坂本、みなみかわ、木村有希、木村友美、安野澄ほか。
思いのほか、坂本(マユリカ)とみなみかわの演技がうまかった。
木村有希(ゆきぽよ)と木村友美(ゆみちぃ)以上にうまかった。
しかし、肝心の怖さは全くなかった。
この「怖さ」を感じさせる部分に、本業の「笑い」を感じてしまった。
とまぁ「った」ばかりでつながった文章であるが、それくらい思いは薄かったと言わざるを得ない。
若い姉妹が旅行で訪れた民宿に立ち入り禁止の部屋があることに気付く「禁じられた部屋」ほか、「話し相手」「林に埋まった映像」の3部作である。
2002年、古びた民宿を訪れた若い姉妹エミとサエ(ゆきぽよ、ゆみちぃ)は、ビデオカメラで撮影しながら室内を探索する最中に、2階の奥に間取り図に記載されていない立ち入り禁止の部屋があることに気づく。
2023年、一軒家で暮らす亮太(坂本)は妻を亡くし深い悲しみと孤独の中にいた。そんなある日、AIと会話できるアプリの存在を知った彼は、そのAIに妻と同じ“みすず”という名前をつけて使い始める。
2018年、心霊スポット探索で人気を集める配信グループ「かげろう調査団」は、視聴者からの依頼で、過去に一家心中があった家を調査することになるが…
期待したのは、投稿された恐怖体験を再現する、ってところ。
本当の恐怖って、夜中にトイレ行った際に「ガタっ!」とか子供の笑い声とかだけで、本当に怖くなる。しかし、これを映像化するとなると、どうも「あの恐怖感は、一体?」となってしまう。
そう、恐怖体験は、経験した本人にしか分からないものなのだ。
「事故物件住みます芸人」の松原タニシさんが開発(?)したこの物件の怖い話。
ん~、1作目は亀梨くんが出て話題にはなったが、2作目はないかな。
星5つ満点で1.5くらいで恐怖の底に落ちてください。