1973年、香港のカンフー映画。

ロバート・クローズ監督作品。

主演は、ブルース・リー。

 

香港映画ということは知っていたが、まさかアメリカ人が監督だったとは。

2004年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録されたというニュースを見て、驚いた。

 

ブルース・リーはクローズ監督に「この映画の出来を気にしているのは、あなたと私だけだ」と語ったらしい。そのくらい、出来は気にしていたらしい。

 

ブルース・リーはストーリーを含む、台詞の改変を認められる契約を結んでいた。特にリーの出番や台詞は殆どブルース・リーがホー・シュンリンと共に手直しをしている。

 

リーの主演映画は北京語版も英語吹替版も、当時の香港映画の通例どおり全て声優による吹替だが、本作の英語版のセリフは全てリー本人の肉声である。

 

1973年ということは、当時ボクは7歳だった。

当然ブームにも乗り、ヌンチャクを振り回して遊んでいた記憶がある。

 

それくらい、日本は「ブルース・リー ブーム」だったのを覚えている。

香港映画という安物の3流映画でさえ、ブームになったのだ。

 

「考えるな、感じろ!(Don’t think, feel.)」という名言がブルース・リーの言葉として残されている。

ブルース・リーは、単なる映画人ではなく思想家でもあったようだ…大袈裟かもしれないけど。

 

さすがにブルース・リーを取り上げないのはマズイということで、一応取り上げさせていただきました。

 

星5つで3つといったところですな。