2024年、アメリカのホラー映画。
マイケル・サルノスキ監督作品。
サルノスキ監督は「PIG/ピッグ」を撮った監督で、ニコラス・ケイジが主演。なかなか面白い映画だった。
出演は、ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クインなど。
この映画、2018年に公開されたホラー映画「クワイエット・プレイス」シリーズの前日譚を描くスピンオフ作品である。
その日、サミラ(ルピタ・ニョンゴ)は、大都会ニューヨークにやってきた。だが賑やかなこの街の日常風景をいきなり壊滅させる出来事が待っていた。
サミラが空を見上げると、そこにはいくつもの火球が地上に落ちてくるように見えた。そして次の瞬間、街を行き交う人々に空からやってきた謎の生命体が次々と襲いかかり、あっという間に殺害していく。
阿鼻叫喚の地獄絵図が展開する中、逃げ惑うサミラ。その時、彼女はやはり一人でNYを訪れていたエリック(ジョセフ・クイン)と偶然知り合い、協力して逃げることにする。
謎の生物は軍の攻撃もものともせず、何とか危険なNYを脱出しようとする2人は、その途中で、クリーチャーから身を隠すアンリらと出会い、この生物がわずかな音に反応して襲いかかってくることがわかってくる。しかしNYで完全に音を出さずに移動することはほぼ不可能。果たして彼らは絶体絶命の事態を生き延びることができるのか…
よくある前日譚であり、よくある街が襲われるシーンである。
しかし、この前日譚が非常に良くできており、なるほど「クワイエット・プレイスに、こうして繋がるのね」と納得してしまう。
前日譚としては、かなり上位に入るのではないだろうか。
しかし肝心の作品のデキは…
星5つ満点で3といったところか。
「クワイエット・プレイス」を今更観る方もいらっしゃらないと思うが、観るなら是非この作品もといったところか。