2007年、日本のケータイ小説を映画化した駄作。

2006年には書籍化、映画化された2007年には漫画化、2008年にはテレビドラマ化されている。

 

最初はノンフィクションとされて話題を呼んだが、実はフィクションとされている。

 

今井夏木監督作品。

出演は、新垣結衣、三浦春馬ほか。

 

2010年には200万部を突破、特に女子中高生や20代の女性に支持を得たと思われる。

 

主人公・田原美嘉(新垣結衣)は、身長が低いこと以外は普通の女子高生であった。ある日、ノゾムにPHSの番号を知られたことがきっかけで偶然ヒロ(三浦春馬)と知り合って付き合うことになる。

 

しかし、美嘉はヒロとの子供を妊娠する。美嘉は子供を出産することを決めたが、ヒロの元彼女・咲に強く押されて転び、美嘉は流産してしまうのだ。

 

ところがある日、ヒロは美嘉に突然の別れを告げる。2人はそれぞれ別の相手と付き合うが、後に美嘉はヒロが末期のガンを患っており、“美嘉には幸せになってほしい”という願いから別れを選んだのだと知って、大好きな今の彼と別れ、ヒロの元へ走る。

 

適切な抗がん剤治療の甲斐もあり、奇跡的に3年も生きながらえるが、別れの時が来るのを食い止めることはできなかった。

 

しかし、彼の死後、美嘉は彼の忘れ形見を身篭っていることを知り、今度こそ産み、彼の分まで育てることを決心するのであった…

 

「男が死ぬところが泣けるのかダークな内容。 泣けない。 からあげのステマ」「清純派にこんな映画の主演させんな」などなどの悪評で炎上した。しかし、監督などなどは「折り込み済み」と気にしなかったのを覚えている。

 

炎上商法もいいが、映画でこのような評価をされたのに、無視か?

 

とにかく、ウエブから発生したこのような作品は、物議を醸しだす。

それは、映画という視点から離れたもののような気がしてならない。

 

今回も「単に面白くなかっただけ」の映画だったように思う。

そこに嚙みついた輩も、よっぽど暇だったに違いない。

 

このような作品が増えるのかなぁ~と心配したが、そうでもない今日に安心しています。