1990年、アメリカのホーム・コメディー映画。

クリス・コロンバス監督作品。

この監督、「グレムリン」「グーニーズ」「ハリー・ポッターと賢者の石」などなど、撮った作品の多くがヒットしているヒットメーカーなのだ。

 

主演は、もちろんマコーレ・カルキン。

 

その後カルキンは、マイケル・ジャクソンの家に「訪問」したりと、なにかと世間をざわつかせた。

そして死亡説が流れるが、その激やせぶりから「重度のヘロイン中毒で余命半年だ」とこれは全くのウソだと分かる。

 

この後も何度か、死亡したとのニュースがネット上に流れていたが、彼の所属するバンド(現在はこのバンド活動がメイン活動となっている)の関係者によって否定されている。

 

本作のアイディアは、家族旅行のため、荷物をリスト化していた際に思いついたという。リストの作成中「ああ、子どもたちを忘れちゃいけない」と思ったといい、そこから「もし息子を家に残したら彼はどうするか?」と考え、後に脚本に発展しする8ページのメモを書き下ろした。

 

旅行の後、さらに「子供たちが留守番中に最も恐れているのは当然強盗だ」と想像して、筋書きに取り入れ脚本を執筆。初稿はわずか9日で書き上げたという。

 

脚本のヒューズは、最初に約束した低予算での制作ができない可能性があることを懸念し、事前にプロジェクトへ資金提供する契約を密かに行った。そして、フォックスが制作することとなった。最終的に、予算はワーナーと契約した際の1000万ドル未満から1800万ドルに増えたという。

 

コロンバス監督は、物語に感動的な結末や深みを与えるため、隣人マーリーに関するエピソードの書き下ろしや一部脚本の書き直しを行った。そのため、ノンクレジットだがコロンバスも脚本に参加している。

 

続編も映画化されるなど、大ヒットした。

マコーレ・カルキンがマイケル・ジャクソンとの「密会」を報じられるまで、ほのぼのとして映画だったのに、そこは残念とした言いようがない。