2006年、アメリカの戦争映画。
クリント・イーストウッド監督が制作した「硫黄島2部作」の1作目の映画である。
1作目のはいえ、日本では2作目の「硫黄島からの手紙」ほどヒットはしなかった。
しかし、スピルバーグのドリームワークスが制作したところを見ると、それなりに力は入った作品だったのだろう。
出演は、ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチほか。
この出演者を見て「おっ」と思った人はいないと思う。それほど無名の方々だ。
しかし、これもイーストウッド監督のなせる業。無名の役者さんがヒットに恵まれ、そして有名にというストーリーが実に良く似合う。
映画では、ジョン・“ドク”・ブラッドリーが、2回目の国旗を掲げた人物として描かれているが、2016年に米海兵隊は、このブラットリーが写真に写っていなかったと発表した。
ただし、この映画には、既に考慮されていたためかどうかは不明であるが、ドクが直接、掲げるカットは映っていない。
2019年、3回目の調査で海兵隊はレニー・キャグノンも実際には該当する写真には写っていなかったことを認めた。
ん~、ま、映画だから仕方ないか。
こういう事実を目にして、ストーリーに触れることすらシンドクなってしまった。
やはり2作目の「硫黄島からの手紙」を観ることをおススメしたい。