2001年、アメリカのサスペンス映画。

リドリー・スコット監督作品。

まさかリドリー・スコット監督がメガホンをとっていたとは!

 

猟奇的なシーンが多く、日本公開時はR-15指定にされた。

 

ご存じの「羊たちの沈黙」の続編にあたる。

 

全米を恐怖に陥れた「バッファロー・ビル事件」から10年後。

ボルティモアの大富豪メイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)は、精神病院から脱獄したハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)の行方を追っていた。

 

小児愛者のメイスンはかつてレクターの治療を受けたが、昏睡させられた間に全身に深い傷を負わされていた。一方、当時レクターと接触していたFBI特別捜査官クラリス・スターリング(ジュリアン・ムーアー)は、麻薬捜査で銃撃戦となった結果、多数の犠牲者を出したことで遺族から告訴されていた。

 

政財界に絶大な影響力をもつメイスンは、マスコミの報道で彼女の存在を知り、司法省のポール・クレンドラー(レイ・リオッタ)を利用し、殺しても飽き足らない仇であるレクターの捜査にクラリスを復帰させようと目論む…

 

クラリス役は、「同じ役は引き受けない」として断ったジョディ・フォスターに代り、ジュリアン・ムーアが担当。ジョディが降板した当初はジリアン・アンダーソンがクラリス役の候補に挙がっていたものの、当時彼女がレギュラー出演していた「X-ファイル」の契約が残っており、契約で他作品でのFBI捜査官役を演じることを禁じられていためクラリス役の候補から外れることになった。

 

原作と映画では結末が大きく異なる。これは降板したジョディ、ジョディの代役としてクラリス役を引き受けたジュリアンの両者から難色を示されたため結果、制作側が妥協する形で結末を変更することになったのだ。

 

また、劇中の野外オペラで演奏されていた曲の出典はダンテの"新生"とされている。2002年のアカデミー賞授賞式でもこの曲が演奏されたらしい。

 

まぁ、「羊たちの沈黙」の続編、注目されて当たり前だろう。

にしては、イマイチだったような気がする。

リドリー・スコット、がんばれ!